【何やってるの?】Webディレクターの仕事内容とは?

IT系の話
始めまして。マイゴーです。
事業会社でWebディレクターを2社経験しており、
現在は15,000人規模の企業で皆さんお馴染みのサイトを運営しています。
Webディレクターという仕事をより多くの方に知ってもらいディレクター業を活発にしていければと思っています。

結論から

Ask These 2 Simple Questions to Grow as a Leader | Inc.com

Web上の監督

何とまぁ…イメージがしづらいw
このイメージの難しさがWebディレクターの腕が分かれる要因です。
言ってしまえば新卒でもやろうと思えば出来ます。一方でWebディレクターとして何年もやられているベテランもいます。
しかしながら、この両名の差は歴然で同じ案件でも出来上がるサービスが全然違いますし、開発コストや納品スピードも違います。野球で言えば高橋監督と原監督でイメージできます。やっぱり原監督の人選とモチベーション管理、試合管理は上手いですよね。監督の動き次第でそのチームの成績は大きく変わってきます。

では仕事内容を見ていき、どういったところで差がうまれるのか見ていきましょう!

 

まずは全体感を整理しよう

Don't Blame the People, Blame the Process
Webディレクターは大きく分けて以下の3つだと思います。
・案件の整理と進捗管理

・サイトの成長に向けた立案、実行

・その他
イメージとしては案件の進捗管理をしているイメージが多いですが実際には幅広く対応しています。では、1つ1つ見ていきましょう!
 

案件の整理と進捗管理

How To Get Your Team To Follow The Process – Guest post by Elizabeth Harrin  « PM box | Exploring the Value of Project Management

1サービスや1機能が出来るのにどんな工程を進んでいくでしょう。
現状分析
課題抽出
解決案
要求整理
デザイン
要件定義
詳細設計
開発
テスト
リリース
ざっとこんなところでしょうか。
 
Webディレクターの多くは要求整理から入ります。現状分析や課題抽出、解決案などは経験を積むことで任されるようになってきます。ただ、記載の通り全員がやっているわけではありません。
多くの人に該当する内容にしたいので、今回は要求整理から話をしたいと思います。

「要求整理」

Webディレクターとして一皮剥けれるか大事なポイントです。
要求整理は発注者(自社の営業メンバーや自分より役職のある方)より案件を依頼された時に整理する仕事です。制作会社だとクライアントに該当します。
 
実際にどんなことをするかと言うと
・サービス、機能のインプットとアウトプットのイメージを共有する
・どれくらいの期間でリリースするか
・他案件と比較して優先順位を比較する
などなどケースバイケースで状況が違いますが、基本は「自分が開発する人間だと仮定して案件の起票元の人に確認したいことを確認し切れているか」です。
Webディレクターに慣れていない方はまずはこの基本を抑えることが重要です。
 
※注意※
・質問会にならないようにする。自分で仮説を立てて確認すると良い
・「分からない」という回答はしない。仮説でもいいので組み立てつつ、納得感を作る。ただ、不明点は後で開発会社と確認する。
・リリース日を聞かれても判断しない。慣れない内は持ち帰って開発会社と協議する
 
さらに上を目指している人、Webプロデューサーになりたい人は、
ターゲットユーザーや戦略をヒヤリングした上でSEO要件やマーケティング要件、最新のWeb技術を知見として持っておき、「こういうこと出来ますよ」「こうしたらさらに良いですね」などWebディレクターから効果的な提案をおこなうことでランクアップに繋がります。
 
しかし、何でもかんでも技術寄りな話ばかりはしないで下さい。相手は売上ファーストです。提案内容が売上に繋がるかという目線は重要です。

「デザイン」

要求事項を元にデザインのイメージを考えます。サイトのカラーがあれば統一感を出したり、流行りの動きを取り入れたり、見せたい情報を上手く見せたり実際にデザインを引くわけではないですが知識として持っておきデザイナーに上手く話せる必要があります。
協力会社さんにとって、デザインがFIXされていることは有難い話です。後から細かいデザインが変わるくらいなら良いのですが、その変化に伴い機能が追加されてしまうと大変です。モノによってはDBを介す機能になるとスケジュールに大きな影響を及ぼします。
 
※注意※
・依頼されたデザインと提案デザインで選択形式のように見せて話を進めると良い
・デザイナーの想像性を引き出すことを意識する
・時間をかけすぎない。修正前提でまずは簡単に作ってもらい案件元と話を固めていく

「要件定義」

Webディレクターとしてはこの要件定義がどれだけ精度高く出来るかが鍵です。そして会社によって求める精度が違うのも事実です。要件定義は精度高くやらなければなりませんが、それを自分がやるのか開発者側がある程度まとめてくれるのかの差です。
 
ただ、最初は荒い要件定義であってもぶっちゃけOKです。時間と共に精度の高い要件定義をすることは大事な心得です。
精度の高い要件定義書を作れるようになると自然とサイトの仕様に詳しくなります。
Webディレクターであれば受け持つサイトの仕様を80%以上は把握していることは必須です。なので要件定義をおこなう中でサイトの仕様に詳しくなっていきましょう。
 
「要件定義書って?」と調べればすぐに分かるので細かいことは話しませんがポイントはあります。
・ベンダーさんと合意の取れたフォーマットがあるか
・影響範囲を意識できているかor確認するように書かれているか
です。「事故が起きないようにすること」を考えつつ1案件ごとにサイトの仕様を少しずつ理解できるように覚えたことは記載しつつ分からないことはベンダーさんに聞きましょう。
 
※注意※
・協力会社さんに甘えない。少しずつでも要件定義書のレベルアップを目指す
・要件定義書は管理する。リリース後に完成版の要件定義書を管理しておく
 

「詳細設計」

はい。ぶっちゃけこれはベンダーさんに任せていました。
自分では作れなかったのでベンダーさんに作ってもらい、きちんと管理していつでも引き出せるようにしておいて欲しいと依頼して起きました。
個人的にはここまで作れる人は尊敬します。
 

「開発」

実際にコードを書いて作っていくフェーズですね。社内外に開発メンバーを持ち開発してもらうわけですが、Webディレクターとして「ここは待つだけ」という安易な気持ちではいけません。
高い確率で開発メンバーからの質問がきます。
「良い感じの要件定義書だったなぁ」
と思っても何かしらの質問が上がってきます。
質問の内容によりますが早く回答するようにしましょう。
そこが分からないと進まなかったりする場合、Webディレクターが止めたせいで苦しむのはWebディレクターではなく、関係者です。
 
個人的には開発メンバーからの質問は優先事項として対応していました。
1日回答せずに開発が進まなかっただけで数万円かかりますからね。Webディレクターもコスト管理を持つ時代なのでしっかり意識していきましょう。
 
※注意※
・協力会社さんからの質問は放置しない。即レスを心がける
・ヤバいことが判明した時に隠さない。早めにアラートをあげて上長のアドバイスをもらう
・開発環境を定期的に確認する。自らバグや認識のズレを発見するようにする
 

「テスト」

さて開発も終わり、ファイルをアップすればリリースできる状態になりました。ただ、大きいサービス、機能になればなるほど何かしらのミスがあります。もしくは思っている動きと違ったりします。そこでテストというフェーズを入れます。このテストフェーズを入れることで意図したサービス、機能をきちんとリリースすることが出来ます。
ここでは実際に自分が手を動かしながらテストするわけではなく、テストチームにテストの依頼をして実施をしてもらいます。
実際にどんなことをするかというと
・今回の案件を説明
・重点的にみて欲しいポイントを説明
します。その後、テストチームからテストケースが上がってきます。それを確認して問題なければ実施をしてもらいます。
しかし、ここは要注意です。
テストチームというのは他の経験が浅い人や新人が多いです。なので意図が伝わり辛かったり、見当違いのテストを考えていることがあります。そういったこともあるので「テストチームにやってもらったからOK」と思わず、自分でもテストしておきましょう。
 
テストフェーズは他のフェーズと同様大切な工程です。しかし、蔑ろにしてしまうことが多いです。あなたが新人の場合、まずはミスをせずに言われたことを確実にこなすことを求められます。
テストフェーズを蔑ろにしてしまいミスしたものをリリースするとあなたへの信頼度は下がります。経験を積んだら蔑ろにして良いわけではありませんが、新人の頃はテストフェーズをしっかりとこなすことを意識すると良いと思います。
 
※注意※
・いつも以上に説明に気をつける
・サービスが流れるかを自らもきちんとチェックする
 

「リリース」

やっとここまできました。ついにリリースです。
リリースの時間になったら開発チームに依頼をしてリリースをしてもらいます。実際にリリースがされたら自分で本番環境のテストをしましょう。3秒ルールじゃないですが、リリースされてすぐであればミスが発覚しても被害が抑えられます。自分でテストをしてしっかりとリリースがされたかを確認しましょう。
 
 

Webの本質は管理能力ではない

業務上、確かに
・制作チーム
・開発チーム
・インフラチーム
・テストチーム
といった多くの方々に依頼をし納期通りに完了するように支援をしつつ機能やサービスをリリースしていきます。
ただ、それだけで大丈夫でしょうか。Webディレクターの本質は管理ではありません。
管理が出来るのは当たり前です。スタートラインに立てた状態です。
 
Webディレクターの本質は事業成長、推進にあります。
そこについてお話していきたいと思います。

Webディレクターの本質はWebを絡めた事業推進能力

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さらなる成長をしていくには「サイトの成長、事業の成長」を意識して仕事をしていく必要があります。
会社から見ても数字を作る人間を重宝します。
営業が数字を作るようにWebディレクターも数字を作ることが出来ます。それがこの仕事です。
 
「誰からお金を貰っているのか」
クライアント、ユーザー
「どういったビジネスモデルか」
掲載料、成果報酬、特定機能の利用、有料会員、手数料、広告掲載料

「業界の動きや状況」
業界内ユーザー数、市場規模推移、大手メーカーの動き
 
「競合との関係」
シェアの割合、参入障壁
 
こういった色々な側面から情報を整理して自社に合う技術を取り入れながら提案をし、売り上げを作っていきます。まだ何と無くイメージがしづらいと思います。私の経験から大事だと思うポイントは以下の通りです。
・競合他社の動きをチェックする
・社内にある他サイトでの成功例をどう取り込むかを考える
・新しいことは小さい成功例を作る流れから提案していく
・部長までは数字で語る、役員へは世界観も語る
基本は地道な積み上げです。物事を大きく考えすぎず現状をきちんと把握してどう対処していくのかを考え実行するの繰り返しです。それを繰り返していくと次第に規模が大きくなっていき事業を担うサービスの企画を任されたり役員からのふわっとした相談を実現する役割を担っていきます。
 
勘違いしがちな部分としてお話をすると
SEOやデジタルマーケティングといったサイトのACが増える施策=事業の成長ではない
ということです。Webディレクターをしているとサイトの数値を意識して数字を伸ばすことを意識しがちです。そこを目指す時もありますが、あくまで事業の成長が重要です。SEOの知識やマーケティングの知識を持ち手札として利用できる状態にあることは大事ですが、固執しすぎないようにしましょう。ただ、結果的にサイトの成長が事業の成長に繋がる時は積極的に利用していきましょう。
 

その他

Webディレクターって基本業務はありますが幅広く動きます。各メンバーが動く中でどうしても隙間が生まれます。新しい業務も常に降ってきます。時にはトラブルも起きます。そんな時に動くのはWebディレクター。もしくは一旦Webディレクターが話を受けてメンバーに依頼をします。具体的には

・社内外向けの報告資料

・障害対応

・予算管理

など「これ誰やるの?」って思うものは全てWebディレクターです。業務の幅を自分で決めず、「このサイトは自分が運営している」気持ちで臨みましょう。

まとめ

如何でしたでしょうか。Webディレクター業で活躍する人が1人でも増えていければと思います。

 

Webディレクターの皆さま
よろしければあなたの年収、月収をお聞かせ下さい。お名前など個人情報に繋がる情報は必要ございません。会社名と年齢(任意)、給与明細などを添付しお送り頂けますと幸いです。

madao202009@gmail.com

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