【人気企業】楽天グループ株式会社は就職・転職先としてアリ?メガベンチャーの実態を調査してみた

IT系の話

楽天といえば、メガベンチャーと言われたり大手企業と言われたり、楽天市場でお馴染みの楽天グループ株式会社は今や就活生の中でも人気の企業です。就活でも人気でありながら、中途採用も積極的であることから社会人の転職先としても人気の企業です。

しかし、楽天という言葉を聞いただけで
「俺/私には無理だよ」
「たしか、あそこって英語が必須でしょ?じゃあ無理」
「ITとか専門じゃない」
など、その言葉のデカさと何となくのイメージで、諦めている方も多いのではないでしょうか。

私はそうは思いません。
どんな企業であっても、しっかりと理解することで、転職先の候補として考えることができます。今回は1人でも多く、転職先の候補として入れられるように、楽天グループ株式会社を紐解いていきます。

目次

結論

メガベンチャーの中でも特にオススメしたい企業

だと感じました。特に若い人にオススメしたいと感じる点が多く、「成長したい」「グローバルに働きたい」「影響の大きい仕事がしたい」と志の高い若者にとっては、良い環境といえます。

しかしながら、口を開けて待っていればバナナをくれる企業ではなく、ハードワークな一面もありますし、英語力も必要、エンジニアであればより視座を高く持つ事が必要だったりと、甲子園常連校の練習のように一流が集まる世界でヌクヌクしている暇なんてありません。

若手が成長できる会社という目線でリクルートを推していますが、楽天も同レベル、人によってはそれ以上の会社だと感じます。
・優秀なCEO
・優秀な仲間
・ポジティブな環境
・多角的な経営
など、優秀な自分をさらに磨き上げるにはもってこいの環境だと感じます。

また、あまり気にする人はいないかもしれませんが、日本で数少ない内資企業です。
後述しますが、実質三木谷夫妻の会社です。殆ど外国株がはいっていません。昨今、なんちゃって内資企業(日本の企業だが、株主構成は外国株ばかり)が多くなってきています。そういった、利益が外国に吸われるような会社ではなく、日本の経済を強くする企業の1つです。
※実際はスポンサー費用やサーバ代などなど、全てが日本でまわっているわけではないですし、外国比率は28.36%です。
「愛国者を集え」とは言いませんが、そういった気概のある人にとっても良い環境かもしれません。

楽天グループ株式会社(旧楽天株式会社)の基本情報

会社名:楽天グループ株式会社 (英文社名: Rakuten Group, Inc.)
本社所在地:〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス
代表者:代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史
設立:1997年2月7日
従業員数:単体:7,390名 連結:23,841名 (2020年12月31日現在)
グローバル展開:世界30カ国
サービス数:70超(世界15億超のユーザーが利用)
株主構成:合同会社クリムゾングループ(15.78%)
     三木谷 浩史(12.29%)
     三木谷 晴子(9.24%)
※合同会社クリムゾングループは三木谷家の個人資産管理会社のような位置づけ
男女比率:6対4
平均年齢:30歳前半
服装:内勤職は自由。営業はビジネスカジュアル、スーツが多い
勤務時間:9:00~17:30  所定労働時間7.5時間、休憩時間1時間

 

押しも押されもせぬ大企業です。楽天はグローバル展開に失敗したりと、必ずしもすべてが上手くいっているわけではないですが、それでも世界30カ国に展開しているというのは、とてつもないことです。また、何十年かけて達成しているわけではなく、設立も90年代後半と若い企業です。

また、展開しているサービスも非常に有名です。
・楽天市場
・楽天銀行
・楽天カード
・楽天証券
・楽天モバイル
・ぐるなび(楽天資本)
などなど、一度は聞いたことのあるサービスを運営しています。私は楽天経済圏の人間なので、楽天のサービスには日々お世話になっています。実際に使う身としては、「サービスの連携がシームレスで使いやすい」です。もっと使いやすいサービスになるために、頑張って欲しいですし、どこぞの外資に占領されないようにぜひとも期待している限りです。

年収

平均年収
2013652万円
2014661万円
2015672万円
2016689万円
2017708万円
2018720万円
2019756万円
2020745万円

※有価証券報告書調べ

給与は上り調子であり、非常に高いと言えます。この給与であれば文句なしでしょう。
しかしながら、有価証券報告書というのは役職者も一般もひっくるめています。有価証券報告書の給与は中央値ではなく平均値なので、楽天社員からみても「745万って高くね?」と思う人のほうが多いです。
なので、別軸でも調べてまいりました。

口コミサイトの内容から私なりに情報を整理すると
優秀でなくとも5年くらい働けば、600万くらいはいく
優秀でランクアップしていけば、800万〜は普通に狙える
入社して数年は500万くらい
・ざっくり「B、BB、BBB、A、AA、AAA、S」の位置によって給与が決まる
→BBBとAに壁がある(BBBで年収600万〜700万程度、Aで800万〜900万程度)。
→新卒はBスタートで中途は人それぞれだが、基本的にはB帯のいずれか
・コンピテンシー評価(かなりシンプルに言えば、男に好かれるリーダータイプの男が正義)とパフォーマンス評価がある
・2年程でストックオプションを行使できる
といった感じです。BBBランクまではある程度エスカレーターで上がりつつも、Aに上がるには自己評価と他者評価で両方が高くなければなりません。楽天に入るような人はもとより上昇志向があるため、1000万が目指せる環境があるというのは良いことではないでしょうか。

社内の雰囲気・環境

メガベンチャーとも言われ、大企業とも言われる楽天グループ株式会社は「イケイケ企業」「お硬い企業」どっちなのでしょうか。こちらも口コミから整理していきますと
・サービス、部署によって別会社レベルで雰囲気は異なる
・エンジニアは特にグローバル環境
・社長の意向が強い(トップダウン)
・営業は体育会系の色がかなり強い
・大企業病にもかかっており、しがらみも多い
・朝昼晩使える無料のカフェテリアがある(質も高い)
・希望すれば海外勤務も可能
・やる気のある人が多く、社員同士で楽しく本気で働ける

といった言葉が多くありました。特に多くの人が述べていたのが、「三木谷さんの意向次第」ということです。圧倒的なトップダウンということは認識したほうが良いです。

しかしながら、全体的に多くの人がポジティブな意見であり、不満のある人は少ない印象でした。ただ、全体的に組織が若いこともあり、足元がおぼつかないように見えることもあるかもしれません。総評すると新卒〜30歳くらいまでの人にとっては最高の環境と言えます。

ワーク・ライフ・バランス

昨今、ワーク・ライフ・バランスも重視されるようになってきています。楽天グループ株式会社はどうなのでしょうか。こちらも同様に調査をしてみました。
・営業はハードワークであり、ワーク・ライフ・バランスは期待しない方が良い
・女性が働きやすい環境、制度が整っている
・ITは比較的ワーク・ライフ・バランスがある
・とはいっても、扱うサービス・部署次第であり、上司次第
・テレワークはある
といった感じです。どの意見を見ても「部署による」という声が多く、配属される部署次第といった感じです。

英語って必要?

楽天グループ株式会社はグローバル化を掲げており、英語が必要と言われています。
実際どうなのかと言うと「必要」です。
それは公式サイトにも記載されています。

FAQ | 新卒採用 | 楽天グループ株式会社
楽天グループ株式会社の新卒採用情報。FAQをご紹介しています。

他の事項についてまとめると
・TOEICのスコアは選考に関係ない
・TOEICのスコアがなくともエントリー可能
・入社までに800点を取る
・有効期限が切れたTOEICのスコアでもOK
といった感じです。

社員の口コミを見ると、「英語を殆ど使わない」というコメントもありますが、あくまで現在の部署に限る話であり、外国籍の社員が一定いるため、コミュニケーションをとる機会が発生します。その際に問題なく、コミュニケーションできるように、英語力は必要です。
特に開発部門は50%が外国籍であるため、営業以上に必須といえます。

楽天グループ株式会社の人気度

最後にこちらに触れておきます。実際に人気企業なのかについてです。
2022年卒を対象としたみん就調べ:総合6位(IT系に絞ると2位)
キャリタス就活2023:総合6位(IT系に絞ると1位)
マイナビ2022NIKKEI:「文理」「男女」で別れており、いずれも50位前後
といった感じであり、IT系でみるとNTTデータと並ぶレベルであり、メガベンチャーの中では頭一つ抜けている印象です。

まとめ

私の経験則で言えば、良い企業の1つといえます。

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