【評判】リクルートダイレクトスカウトってどうなの?オススメできない点も含めて解説します

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リクルートが展開するリクルートダイレクトスカウト。メインサービスはリクルートの社員+人材紹介会社からスカウトが届くものです。一般的なスカウトとは異なり、ハイクラスに特化しており、年収を重視した転職を考える人に向けたサービスと言えます。

しかし、人材関係にはちょいとばかし詳しい私が最初に思ったことは
・人材紹介会社を信用していない私にとって、スカウト自体が信用ならない
・ハイクラスって謳っているけど、そんなの言ったもん勝ちじゃん
・大手のリクルートがやってるから信用できるとはならないよね
ということでした。なので、CMでバンバン広告しているからといって、かなり乖離的な目で見ていました。ただ、実際どうなんだろうと思うところもあり、自分で試したり転職を検討している友達に使ってもらい検証してみました。

そういった実際に使った身からオススメできる点やできない点をフラットな目でお話していきたいと思います。

目次

そもそもリクルートってどんな会社?

リクルートという会社をご存知でしょうか。
東証一部上場で人材系の最大手企業であり、最近は海外でM&Aを積極的におこなっているグローバルカンパニーを目指している会社です。
その歴史は長く、Webが存在しない時代から存在しており、当時は雑誌で今のような求人メディアなどを運営していました。

リボン型モデルを作った会社であり、ユーザーとクライアントをマッチングさせる仕組みです。このモデルは他の企業もこぞって真似るくらい確立されたモデルであり、非常に優秀な戦略モデルと言えます。
※最近は時代にそぐわない部分もでてきていますが…

また、人材の会社だけあって社員の育成にも長けており、卒業制度のようなものを設けています。起業や転職を推奨しており、優秀な社員であっても例外ではありません。若手時代から目的を大事にしており、社員に何がしたいのかを考え抜くようにしています。そのため、やらされ仕事ではなく、やりたいからやっているというマインドで働く社員ばかりであり、その結果早い内に成長していきます。そして、その強い思いから自主的に卒業という退職をしていき、次のステージで活躍していく流れになっています。これにより、元リクルートという言葉が生まれるくらいでして、「元リクルートの社員は優秀」なんてことも言われています(もちろん、部分的な話だと思っています)。

これだけ聞くと、やりがい搾取企業に聞こえてしまいますが、給与もかなり高く休みも多いです。「薄給+価値のない労働+人間関係が悪い」がブラック企業だと思う私にとっては、「高給+価値ある労働+人間関係が良い」リクルートはブラック企業でもやりがい搾取でもなく、どちらかといえばホワイトだと感じる人の方が多いと思っています。

色々述べましたが、リクルートは
・優秀な社員が多い
・給与も休みも水準以上
・変化に強い組織作り
ができている企業だと思っています。あまり良くないと思う点はTechの並に押し負けているところでしょうか。リクルートは営業会社でありテクノロジーの会社ではないです。そのため、最近流行りのテクノロジー企業には一杯食わされる印象があります。

リクルートについて詳しく知りたい方はこちらから。「リクルート 競合」で調べるとSEO1位になっているレベルで詳しく解説しています。

使ってみて思った素直な感想

結論から申し上げますと
【悪い点】
・スカウト多すぎ
・ホントかよ…って思うスカウトも結構ある
・情報商材やってそうな、性悪な顔した人多くない?
・一球入魂スカウトは意味不明
・何をもって比較すればいいか分からない
【良い点】
・ちゃんとした人材紹介会社がいた
・人材紹介会社のランキングLPが参考になった
・体裁はハイクラスの紹介に絞っていた

といったところでしょうか。まず最初に思ったのが、登録して数十分でめっちゃスカウトがきます。そして、1日くらい経つと50通くらいになりました。「自分を取り合いしてるなー」と感じました。良い意味ではなく、悪い意味であり「こいつを他のやつよりも早く金に変えてやる」といった意気込みを感じて、若干テンションは下がりましたね。私が人材紹介会社に対して思う嫌なイメージがちゃんとここでも体現された感じです。

そして、何よりスカウトの比較ができなかったというところがネックでした。色々な紹介会社が自分に対してスカウトを送ってきますが、大した内容の差はないですし、何をもって選べば良いのか分からなかったです。何となく「この人の顔は信用できそうだな」くらいしか思わず、どれに対して応募しようか悩みました。その時に使ったのがランキングLPです。業界毎に人材紹介会社がランキングになっていたので、それを参考にしました。

そして、実際に話してみましたが、結構良かったです。「どこかにいち早く転職させてやろう」といった感じはなく、私のペースを軸に話してもらいました。その上で
・今の状態なら「◯◯くらいまで狙える」
・今後、□□までできるようになれば「△△くらいまでいけるかも」
など具体的なアドバイスももらいました。自分のキャリア設計ができている身としては、転職のラインを中心に話させてもらったのは有り難かったです。実際に転職する時にお話した人材紹介会社を使うかはわかりませんが、ちゃんと記憶には残った感じです。

ただ、自分のあたった人材紹介会社が良かっただけの可能性もあるため、一概に「リクルートダイレクトスカウトは良い」とは言い切れません。人材紹介会社は嫌な人間が多い業界なので、完全に信用はしていないです。ただ、ハイクラスに特化しているだけあって、有象無象の人材紹介会社がいる確率は多少低いのかなとは思いました。

ビズリーチと比較してどうか

ハイクラスの転職といえば、ビズリーチです。
「自分がハイクラスかわからないけど、とりあえず登録してみるか」
という気持ちで登録しがちなビズリーチです。

同じハイクラス領域で人材紹介会社からのスカウトがくるサービスであるため、競合にあたると思っていますが、リクルートダイレクトスカウトと比較して思ったことは
【ビズリーチの方が良い点】
・ガンガンスカウトがこないので、ちゃんとスカウトを送っている感じがある
・点数制度があり、ヘッドハンターのレベルが見える化されている
・南社長が優秀なので、優秀なサービスだろうというバイアスがかかる

【リクルートダイレクトスカウトの方が良い点】
・後発のサービスなので、質にこだわっているのだろうと感じる
・スカウト量は多いので、可能性が広がる
といったところでしょうか。個人的にはヘッドハンターの比較がしやすい点からビズリーチの方が良いのかなと思いました。あと、リクルートダイレクトスカウトが新しすぎる故に、実績数が少なくなります。そのため、本当にハイクラス転職できる人が続出しているのかが若干不明だからです。

友人Aが使ってみて感じたこと

仲の良い友人が転職を検討していることもあり、リクルートダイレクトスカウトをオススメしてみました。そして、使った感想などを聞かせてもらいまして以下のような結論になりました。
【悪い点】
・LINE連携したら、通知ばかりでウザすぎる(仕事中に鳴ると焦る)
・ヘッドハンターの比較が分からない
・登録項目多いなぁ(これはどこもそうなので仕方ないですね)
・年収700万の身としては適当に見られていると感じた
【良い点】
・結果として良い会社を紹介された
という感じでした。色々ウザいことはあったようですが、結果的には思った以上の企業を紹介されたようで、トータルで言えば満足とのことでした。

友人Bが使ってみて感じたこと

こちらの友人は転職する気はなく、現状が知りたいとのことで試しに使ってもらいました。
【悪い点】
・スカウトメールが多すぎる
・キャリアの棚卸しで話していたのに転職エージェントαさんは転職をさせようとしてきた
・「ハイクラス転職=外資の紹介」だと思った
【良い点】
・転職エージェントβさんはキャリアの棚卸しを一緒にしてくれた
・マシな転職エージェントもいるんだと分かった
とのことでした。事前に「転職エージェントはそういうものだから」とバイアスをかけてしまっていたのもありますが、友人B曰く「本当に転職する時は使う候補の1つかな」という感じでした。ただ「ハイクラス転職って外資で働くことなんだ」というイメージもついたようで、国内産業の発展を好む友人Bは少し違う感じもあったようです。

結論

ハイクラス転職を考えるなら、候補の1つにアリかなと思いました。ただ、リクルートダイレクトスカウトだけに頼るのはどうかなとも思っています。今の立ち位置を知るのにも使えたので、一旦登録して置くのも1つの手かなと思います。ただ、年収600万円以上を対象にしたサービスっぽいので、そのあたりはご認識したほうが良いかなと思います。

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