大手企業への転職と聞くと
「無理ゲーじゃん」
「…まぁベンチャー志向なんで」
「就活で惨敗したのに、転職できるわけがない」
こんな感じで、ハードルの高いことに感じている方が多いのではないでしょうか。
ただ、何となくのイメージで語られてはいないでしょうか。
もし、数字で証明されたデータがあれば、納得感もありますし、本当か否かの判断を正確におこなえます。
この記事もタイトルを思いつき、書きなぐっていますので現時点は結果が分かりません。
記事を書き終える頃に「あれ?大手企業への転職ってヌルゲーなのでは」という答えになるかもしれませんし、「やっぱ大手企業むりだわw」となるかもしれません。
そういった判断が正確に出来るよう、色々な場所からデータを集め考察をおこないます。
目次
書類通過する確率
イメージしやすいところからいきましょう。
転職する際にまずおこなうことは、履歴書と職務経歴書の作成です。
なぜなら、これがないと応募できないからです。要するに企業は書類選考から採用をおこないます。
この書類選考ですが、通過率をご存じでしょうか。各社調べを見てみましょう。
マイナビ調査:30%〜50%
さんななキャリア:30.5%
ちばキャリ:20%~30%
これで見ると30%が妥当な数字ではないでしょうか。
一般的な統計として、30%の確率で書類通過します。
これを高いとみるか低いとみるかは人次第ですが、個人的には低いと感じました。
私が転職した時は数社だけしか受けていなかったので。ただ、私の主観や経験で語らずに統計データを集めてよかったです。正確なデータを知ることが出来ましたね。
次に大手企業に絞っての通過率です。
大手企業という言葉は造語ですので、各社オフィシャルな数字が出ておりません。
しかし、大企業ならあります。
・10%以下
・10%以下
参考:ジョブインフォ
参考:社会人の為の情報サイト
やはりさらに低くなりますね。これでも大企業の確率です。
大手企業は大企業の中でも選りすぐりの企業群を指します。大企業の内、大手企業は3%と言われています。
中小企業:大企業=99.7%:0.3%
大企業:大手企業:97%:3%
を適用すると大手企業の書類通過率は2%~3%になります。
この通過率を見て何を思うかは人それぞれですが、まずはそれなりに妥当じゃないかと。
そして、確率は低いですね。まだ書類選考です。これから面接の通過率も掛け合わせていきます。
面接通過する確率
書類通過すると面接があります。
面接は企業によって異なりますが、多くても3回です。
・一次面接
・二次面接
・最終面接
企業規模が大きいと面接回数は多く、逆の場合は少ない傾向にあります。
勿論、この面接ですが一次、二次、最終で通過率が異なります。
今回は、正確な数字を出すのでそれぞれの通過率を調べます。
こちらも一般的な数字を調べました。
一次面接 | 二次面接 | 最終面接 | |
マイナビ転職調べ | 30% | – | 50% |
ボムス調べ | – | – | 50% |
Mayonez | 30~50% | 30~50% | 50% |
転職Go | 20~30% | – | – |
これから分かることは
一次面接:30%
二次面接:30%
最終面接:50%
が妥当な通過率と言えるでしょう。
大企業や大手企業で通過率が変わるのかを調べてみましたが、変わらないことが分かりました。
中途の場合は書類時のスクリーニングが強化されていますが、面接に入ってしまえば後は通過率は同様です。
考えてみればイメージも合います。むしろ、大手企業の方が通過率は高い感覚です。
中小やベンチャーよりもスキルや経験重視です。マインドセットや価値観は重視される傾向にはありません(もちろん、チェックはしている)。
なので大手企業の面接通過率は先程の数字となります。
応募から内定が出る確率
これまでの数字をまとめると
書類通過率:2%~3%
一次面接:30%
二次面接:30%
最終面接:50%
になります。よって
応募から内定が出る確率:0.09%
になります。
やはり低いですね。狭き門と言えるでしょう。
ただ、この数値は平均的な数値です。
実際に就活していたときも分かると思いますが、
内定の出る人、出ない人
が顕著に分かれていたと思います。
これは中途でも変わりません。数社応募で大手企業に内定が出る人もいれば、100社以上頑張る必要がある人も出てきます。
しかしながら、就活とは違って皆さまは全体的に賢くなっています。賢いやり方をわかっていますし、転職を請け負うサービスもあります。
これらを使えば大手企業への転職確率を上げること可能です。
では、実際にどういった方法があるのかをみていきましょう。
大手企業への転職希望なら半年以上は想定する
一般的に転職は1ヶ月〜2ヶ月で終わります。
転職エージェント経由であれば6,7社に応募すればどこかしらに内定が出来ます。
しかし、今回狙うのは大手企業です。
先程の確率を見ればわかりますが、そう簡単にはいきません。
上手く内定が出るタイプであれば上記のような1,2ヶ月で終わってしまいますが、そうでない場合は半年以上を目安としてみたほうがいいでしょう。
・大手企業の求人は出たらすぐなくなる
・楽天のように拡大路線でどんどん集めており、常に出ている
の2ケースです。
前者のようなすぐになくなる求人にタッチするためには時間が必要です。
自分に合う求人がいつくるかは分かりません。
そういう意味で半年以上の時間が必要だと言えます。
転職サイトは特定の条件を入れて新着メールを待つ
具体的な方法についてです。
大手企業に転職する方法はいくつかありますが、転職サイトがベターな方法の1つです。
まずは大手転職サイトを覗いてみましょう。
そして、以下の設定をして新着メールを待つようにしておきましょう。
・年間休日120日以上
・従業員数1000人以上
・正社員
・自分の職種
あとは待つだけです。
定期的にメールがきますのでちょくちょくウォッチしましょう。
転職エージェントも積極利用する
大手企業に転職するなら転職エージェントも使っていきましょう。
使えるものはどんどん使いましょう。
転職エージェントはかなりの数があるので、依頼先を間違えないようにしましょう。
・大手転職エージェント
ここに数社依頼すれば間違いないでしょう。リクルート、マイナビ、JACリクルートメントこの辺りが良いでしょう。
リクルート:オールラウンド
マイナビ:若年層に強い
JACリクルートメント:ハイクラス向け
なので網羅的に抑えることが出来ます。
また、依頼するだけではダメです。大手企業に行くには伝えることがあります。
・大手企業に行きたい旨
・絶対に見ているので定期的に求人を送ってほしい旨
これを伝えておきましょう。転職エージェントはお金にならない客は後回しにしたり、放置する傾向にあります。なので、自分も意欲的な旨をしっかり伝えて放置されないようにしましょう。
また、転職エージェントは色々とヒアリングします。大手企業に行きたいだけだと転職エージェントも悩んでしまいます。
・業界No.3に入る企業なのか(知名度+企業規模+安定感)
・従業員数が多い企業なのか(企業規模)
・設立から年数が長い企業なのか(安定感)
・CMを定期的に打つような企業なのか(知名度)
など全て大手企業の要件ですが、何が重要なのか考えておきましょう。
個人的には業界No.3以内が良い条件と言えます。
まとめ
諦めないで…!!
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