転職時に役に立つのは、現在の「職歴、年収、勤務先、学歴、年齢、顔…」どれが重要なのか

国内就職・転職系

人生100年時代やジョブ型など流行りの言葉による影響で昔よりも転職する人が増えました。
私の意見としては「8割の人は転職すべきじゃない」と思ってます。それくらい、誤った知識や過信により自己評価と他社評価がズレた転職や良いように使われる人が多いです。
その1つに転職時に大事な情報を勘違いしているというのがあります。
・スキルが身についたと思い、ベンチャー企業に転職しようとしても、自社開発のプロダクト系企業ではなく、労働集約型ビジネスのコマになっているだけ
・「高学歴でコンサルファーム出身です」といういかにも鼻が伸びてそうな人材が、転職活動をしても相手にされない
・「年収800万あるから私は優秀」という人と話してみると、無知で低レベルな話しかしない
なんてことはザラにあります。

これらは一例にすぎませんが、転職時に役に立たない情報をぶら下げているほど滑稽なものはありません。採用企業には明確に欲しているモノ・コトがあり、それを持っている人こそが需要の高い人材です。
「俺はこんなに凄いんだ」と見せつける人ほど、凄くない上に採用企業の希望に大きくズレている事が多いです。

もし、希望を叶える転職をしたいのであれば、転職時に有利になりやすい経験をしっかりと知っておきましょう。企業毎に欲する人物像は異なりますが、大体はパターン化されています。パターンを知り、自分が当てはまるパターンに合わせるのも良しですし、足りないのであれば、転職を留まり今の企業で経験を積むのも1つだと思います。

20代前半までは「学歴×1スキル」で押せる

もしあなたが20代前半であれば、ぶっちゃけ学歴はまだ使えます。
高学歴であれば、それなりの企業に転職も可能です。
しかし言葉通り、20代前半までです。後半に差し掛かってきたらその力は弱くなります。
わざわざ20代後半で高学歴の人材を採る必要はなく、世の中には若い高学歴の人材はあふれているので、そこから選べばいいです。
20代後半まで特異のない高学歴は逆に地雷として見られるかもしれません。「プライドがめっちゃ高そう」「コミュニケーションに難がある」「社会では無能パターン」と逆に評価が急降下していきます。

そして、「×1スキル」と記載したのは、学生じゃなくて社会人なので、何かしら秀でていることがあると良いと言うことです。
ただ、20代前半というのは殆どの人が大した経験なんて積んでいません。就活時の「バイトリーダー、留学経験、ボランティア」くらいの頻度で「PDCAを回して○○%アップした」「粘り強く取り組み、○○した」など、結局皆が皆同じことを言います。これだと弱いです。当たり前過ぎて差別化できていません。

個人的には20代前半までであれば「顔」「コミュニケーション」「ロジカル性」が通用すると思っています。
「学歴を重視する=ポテンシャル」です。要するに他にもポテンシャルを感じることが出来れば、良いわけです。
顔が良い:営業でやってくれそうだな。
コミュニケーション:教えてばしっかりと吸収してくれそうだな
ロジカル性:良い基礎が身についているな
と勝手に思ってくれます。
20代前半であれば、職歴等をテンプレート通り話すことは勿論ですが、採用側にポテンシャルを感じさせるような立ち振舞いを心がけましょう。そうすることで、思ったよりも良い企業に滑り込みが出来たりします。

業種と職種によっては20代後半までなら顔が通用する

「私、僕は何もありません。ただ、ぶっちゃけ顔は良いです。高年収企業や大企業に行きたい…」
そんな人って意外にいます。そんな人を採用する企業は多くはないですが、しっかりと存在しています。

もし、五大商社や伝統ある有名企業を狙うのであれば、それは無理です。
狙うべきは「不動産、人材、保険」などのいわゆるキツい業種の営業職なら可能です。
残された最後の糸というべきでしょうか。もし、チャンスが有るなら狙いたいという強い気持ちがあれば、これらの業種の営業職は狙い目です。意外にも有名な企業でも転職できたりします。中途半端な中小企業にいくよりは、断然おすすめです。大企業ほどパワハラなどにはうるさいので、精神的なストレスを社内から受けづらいですし、福利厚生も充実しています。オフィスも一等地だったりするので、「何か良い社会人」みたいな生活が送れたりします。
しかしながら、キツいです。「テレアポ」「飛び込み」などから始まり、高い営業目標を置い続ける日々が始まります。パワハラが少ないといっても、それらの業種にいる人達はパワー系が多いので、プレッシャーはかかります。それらを乗り越えることができれば、いわゆる勝ち組もありえます。

裏ルートとして、大企業に入ることが出来れば、社内の配置転換で「裏方」に回ることがあります。年収は捨てることになりますが、大企業の社員というポジションはゲットできます。

ステップアップ転職をするなら「職歴」×「年収」or「役職」

「俺はスキルがあるから、転職市場では引く手数多や」
と思う人が「年収400万」「主任」とかだったらどうでしょうか。
「本当にスキルあるなら年収600万とか課長とかそういう感じじゃない」と思うのが普通です。
要するに本当にスキルがある人でも信用に値する情報が必要ということです。
ITスキルなど分かりやすい指標があれば別ですが、多くの情報は「それ本当?」と思う情報ばかりです。それを裏付けるためにも「年収」「役職」というのは採用側としては信用する1つの材料になります。
「20代で600万の係長か。この職歴も本当っぽいね。よし面接してみよう」となります。

今いる企業によって
・年収レンジが決まっていて、20代だと頑張っても500万
・20代の大体は主任止まり
など、信用を裏付けるための情報が弱いケースもあります。
正直、この場合は「運が悪かったね。それも含めて実力です」というのが本音ですが、出来る努力としては数字を使った説明です。
・上位何%だったのか
・賞などは取っていないか
という他に差別化出来る情報を探すのが1つです。他には、分かりにくくならない程度に職歴を豪華にすることです。嘘はダメですが、本当にスキルがあるなら、書ききれない程の職歴があるはずです。それを丁寧にわかりやすく、ボリューミーに書きましょう。

人事の目を引くのは勤務先

就職活動において、人事部の目標は
・高学歴を何人いれたか
が1つの指標になっています。これは活躍しやすいであろう人材を数値化するための結果です。

これと同じように転職活動においても、人事部には目標があります。至上命題ではないですが、各部署から下手なことを言われないようにハズレないようにしています。
・若手であれば学歴
といった風にそれとなく指標があり、その1つに勤務先があります。
・M商事出身のAさん
・漆黒商事出身のBさん
が並んでいればAさんと話してみたいものですよね。きっとAさんであれば、良い人材の確率が高いと思うものです。

勤務先がエリートであれば、転職が間違いなく成功するわけではないですが、面接までこぎつけるには勤務先は良い情報です。大手企業などは日々何百枚もの履歴書が届く中で、ほとんどの履歴書がパット見て処理されます。いちいち職歴を細かく見ていません。ただ、勤務先は見られます。スクリーニングする際に目に留まります。

年齢は重要

「年齢なんて関係ない。スキルが1番大事」
と思うのは求職者の勝手な意見です。採用する企業からすれば、年齢は超重要です。
・35歳の壁はなくなりつつある
なんて言う人もいますが、「何を根拠に?」と思います。実際は特定のスキルを有する一部のポジション以外は若手を前提にしています。
その理由は2つです。
・日本の多くは歴史のある企業が多く、年功序列であるため、横から30後半の人が入ってきても扱いづらい
・日本人は儒教が多いため、年上の部下を嫌がる
性質があるからです。そのため、一部のベンチャー企業を除けば、若手であることは重要です。

個人的に思うのは「20代であることが最重要」です。30という数字は29と大きな差があると感じます。「ここで頑張ろう」と思える企業探しは20代の内に済ませましょう。

雇用形態、空白期間の有無も重要

あなたが採用側だとした場合に
「契約社員で10年やってきました。正社員希望です」
「20代半ばに1年ほどの空白期間があります」
といった人を採りたいと思うでしょうか。私は採りたくありません。
スキル等以前に「なにか問題のある人だな」と思うのは普通の考えです。
・正社員になれないような人材
・社会人になっても空白期間を作るという選択をするような人材
と思ってしまいます。

契約社員だったり、空白期間があることで、「転職不可」なんてことはありませんが、足元を見られることは間違いありません。そして、良い企業に転職するのは厳しいです。もし、それなりの企業を目指したいのであれば、分かりやすいスキルが必須となります。

細かい職務経歴が役に立つことは少ない

「適当なこといってんじゃないよ」
と思うかもしれませんが、経験則ではマジです。
・営業職を求める求人で「営業経験2年以上」
・ITエンジニア求人で「○○言語、サーバ構築ができる」
・経理求人で「簿記2級以上」
など大まかに必要とする職歴はあります。しかしながら、職歴といえば
・○○プロジェクトをした
・○○%改善した
・プロジェクトリーダーだった
・○○まで担当していた
などを書いたりもします。これらはそこまで重要視されていません。と言うより、信用に値する情報として見られていません。タイミングは企業毎に異なりますが、人事部が確認するというよりは、実際の部署の担当者が面接する際に確認することが多く、その時の面接で見てもらえればいいと思っています。要するに、後半にチェックされがちです。大企業ほど、この傾向にあります。
それよりも、定量的で分かりやすい情報を大事にします。その情報を見て、面接に通すかを決めがちです。なので、いくら素晴らしい経験を持っていても、見られないことが往々にしてあります。

個人的に、細かい職歴を一次情報として重要とするケースは
・高いスキルを求める求人
・年収の高いハイクラス求人
に限ると感じます。それ以外の「未経験者歓迎」「○○職の担当者」などのありがちでありふれた求人は細かい職歴まで見られることは少ないです。

まとめ

何を求めるかによって、大事になる情報は異なります。
スキルがあれば越したことはないですが、それよりも
・今の企業で「年収を上げる」「役職を上げる」から転職する
・若い内に転職する
・なるべく大手企業を目指す
・下手な職歴(空白期間、雇用形態)を作らない
・学歴を使った転職をしたいなら早い内にする
ことのほうがよっぽど大事です。その方が良い転職になる確率が高いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました