転職回数がキズ・マイナスになる人、ならない人の違いとは

国内就職・転職系

最近はジョブ型採用や欧米型など言われて、スキルや経験に応じて適切な給与をもらえる会社に転職することが普通だと言われていたりします。
本質的に言えば、正しい制度?なのかもしれませんが、日本人には絶対に合わない制度だと思っています。
自信がなかったり、客観的に見て「自分は普通」と思うのであれば、素直に今の会社で働くほうが良いですし、副業で色々試す程度が丁度良いでしょう。

気持ちの良い言葉や賢い人達のマーケティングに踊らされて
「よし!転職しよう」
「時代はITや!未経験からでもまだ間に合う」
「外資系にいけば、稼げるよ(どや)」
と大した意味のない転職をする人が多いです。転職は手段であることを忘れて、目的になっている人の典型例です。転職は手段です。自分の目的に対して必要であればするものです。それを勘違いして、「転職=自由の獲得、給与のアップ」ですべて考えると痛い目をみます。

そして、何も考えずにそんなことを繰り返していると、いつか首が回らなくなります。
・実は大した経験を積んでいません
・転職回数は4〜5回です
・役職は最高で主任です
・管理職としての経験は殆ど無いです
・1つの会社で続いたのは最高で4,5年です
こんな感じの30代後半や40代前半の人が出来上がります。恐らく、今の転職時代に踊らされて転職した人は殆どがこうなってしまいます。

一方で転職時代の言葉に踊らされずに意味のある転職をした人は、同じように転職回数が4〜5回でも欲しい人材に映ります。それは履歴書ですぐに分かります。
この違いは何でしょうか。この違いを理解することで、価値ある転職や転職をしない判断を適切に出来るようにしましょう。

「したい」をベースにした転職をしている

「今までは営業で新規開拓をしていました。これからはマーケティングをしたい」
「営業をしていました。事業企画をしたい」
「小売で販売をしていた。事務業務をしたい」
こんな感じで今までやってきたことと、微妙に関係していることや全く関係のない「やりたいこと」を目指した転職です。

このケースの転職はまず年収は上がりません。また、即戦力ではないので、年齢に関わらず教えを請う立場になります。要するに何もかも低い状態、新卒状態からスタートです。
「30歳の転職であれば、間に合う」というのはこの話です。未職種への挑戦は30手前までなら許されます。しかし、市場価値が低いということは承知してください。

「◯◯のような仕事をしたいから転職する」というのはやればやるほどキズになります。
・いつまで自分が見えていないの?
・ただの逃げ癖だよね?
・現状に対して不満を漏らすタイプですね
という印象しか与えません。自分の中では「挑戦心がある」「対応力がある」などプラスに考えがちですが、決してそんな事はありません。
未職種へ挑戦している数だけスキルがリセットされており、新卒状態に戻っていると思われています。

「年収を上げたい」「職場環境を改善したい」「自由な時間が欲しい」など何かを選択できるような転職をするのであれば、自分が出来ることを評価してくれる会社でなければなりません。そういった会社が複数見つけられた時に初めて選ぶ転職ができます。

役職や賞がない状態で転職している

自分の評価を相手にわかりやすく伝えるために
・営業であれば社内の成績や順位
など数字でわかりやすく伝えられる職種もあれば、定量的に伝えられない職種もあります。
そんな時に役に立つのが役職や賞です。会社によって昇進スピード等も違うので、一概に言えませんが、自分の役職が同期と比べてどういった立ち位置なのか、賞を取るのはどれくらいの難易度なのかをわかりやすく伝えれば、きちんと評価をもらえます。

これの何が良いかと言うと、キャリアップ転職がしやすいです。
・30歳で係長です。新人賞と28歳の時に専務賞をとりました。
・30歳で一般職です。
この2人がいたら、どっちを採りますか?という話です。ひねくれていなければ、前者でないでしょうか。日本人は権威等にめっぽう弱いので、こういったポジションの情報等は有益になることが多いです。

転職後も「早い段階で役職がつく」「役職がついた状態でスタート」が何となく見えた状態で働けるので、キャリアダウンする可能性が低いです。
逆に「後1年いたら、役職がついたのに、転職してしまった」みたいなことになると、転職後の会社はそんなことを知るはずもないので、「じゃあ、一般職から横並びスタートね」となります。役職がつく前に転職ばかりしていては、いつまで経っても一般職です。給与も権限も低いままです。

転職理由としても多い「年収を上げたい」を叶えるのは勿論、相手が欲しがるような人材になるには、転職前の役職や賞は気にしたほうがベターでしょう。

人間性や意欲面を押し出した履歴書になっている

若い方に非常に多いパターンです。
履歴書に書くような立派なことがないので、
・何にでも積極的に取り組んでいました。
・自分から課題を見つけ、改善をおこないました。
・お客様からの笑顔を第一にしていました。
などなど、何たる信用度の低い情報としか思えないことを書く人が結構います。

本当に書いてあることがその通りなら
・もっとすごい仕事しているよね?
・もっといい会社にはいれていたんじゃないの?
などツッコみたくのですが、流石に社会人なので口にはしません。しかし、心の中では思っています。
「こうやって人間性を推す奴にロクな奴いない。むしろ、人間関係でトラブルをおかしがち」こんな感じで思っています。

人間性ややる気で押すような転職をしても大概は中小ブラック企業やベンチャーのコマ要因の転職になります。要するにどう見ても転職失敗パターンになります。
なので、「うわ。ブラックだ。転職したい」という気持ちになり、何度も何度も転職します。そんな30歳が出来上がったらどうでしょうか。誰もほしくないですよね。

私から言えることは、プロパーの企業でまともな履歴書が作れないなら転職はオススメしません。ちゃんとした履歴書が作れるまで頑張ってみても良いと思います。
どうしても無理なのであれば、絶対に失敗しないように妥協もしない転職をしましょう。
1回目の転職先で当たりを引ければ、挽回できます。しかし、2回目以降に同じような転職をしても90%失敗します。それくらい、能力のない転職経験だけの人間というのは冷遇されます。

幅広くやっているようで、強い専門性がない

転職時に役に立つのは総合職のようなオールラウンダーな能力よりも特化型の能力+対人の能力です。
基本的に総合職で色々経験させたい人材というのは、新卒時に雇っており充分足りています。気持ちとしても中途よりも新卒に経験させたいものです。
なので、総合職のように幅広く経験しているタイプは転職市場ではあまり重宝されません。

むしろ、専門性がある方が良いです。雇用側ともミスマッチが起きづらいので、転職後も失敗しづらいです。
専門性がつく人とつかない人ですが、数年で転職を繰り返している人は専門性がない人ばかりです。基本的に専門的な仕事というのは、自社で何年も経験している人に任せるものです。貴重な経験というのはそういった何年も頑張っている人に任せるのが普通です。
専門性と聞くと、汎用的なスキルをイメージしがちですが
・◯◯業界で◯◯のようなプロジェクトの◯◯を担当
・◯◯千万円のプロジェクト
・◯◯サービスの開発
などの経験も含まれます。

比較的、丁重に扱われる新卒時の会社を2,3年で辞めており、その後も3,4年で辞めている人は、専門性がない人だと思っています。私の意見は、最初の会社は色々経験させてくれるので、粘る価値があると思っています。そこで貴重な経験をしてから辞めても遅くはないと思っています。

都落ちのような転職をしている

もし、以下のような2つの履歴書があったら、どっちを採りますか?
・大手企業▶分かる人は分かる企業▶ベンチャー企業
・ベンチャー・中小企業▶分かる人には分かる企業▶大手企業
私なら後者を採ります。勿論、全員に当てはまる話ではありませんが、前者は典型的な学歴タイプで仕事はできないタイプに見えます。「ベンチャーに行くようなやる気のある人材」と見えるのは20代までです。本当にやる気があるなら、起業していますし、もっと賢い選択を知っています。

一方で後者は「就活はミスったけど、いい上司に育てられて、デキる人材タイプかな」と思います。とりあえず、面接はしてみたくなります。そこで人間性も問題なければ即採用ルートです。

あくまで、主観ですが、都落ちのように企業ランクを下げるような転職ばかりしている人は買い叩かれる傾向にあります。話してみたら、本当はすごい人材なのかもしれませんが、人を選べる企業からしたら、面接すらしなくていいかなと思います。

まとめ

色々とお話しましたが、まとめると
・新卒で入った企業で賞と役職とスキル・経験をゲットする
・「◯◯がしたい」というWant toの転職ではなく「◯◯ができる」というCanの転職を心がける
・何やかんや、企業の知名度は重要。知られている企業は、それだけで価値がある
ということです。

転職の仕方的な観点だと
・何も得ていない状態で転職を繰り返す
・やりたいことを優先した転職ばかりする
ようだと、気づいた時に取り返しのつかない人材になっており、それ以降は買い叩かれる人生です。
そうならないために、転職回数を重ねたとしても
・1社目の企業でしっかりと経験を積む
・雇用側が理解できる、定量的で分かりやすい、経験・ブランド・スキルを身につける
ことを心がけましょう。とはいっても、5,6回も転職している人はどうしても疑いの目が入ります。個人的には3,4回の転職で腰を据える企業を見つけるべきだと思っています。

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