【海外から帰国】やらなけらばならないこと。住民票とか保険とか年金とか…

海外就職・転職系

2020年5月まで海外にいました。帰国して色々と手続きをしたのですが意外に簡単でした。

コロナ化ということもありコロナ化における帰国方法もまとめようかなと思います。

役所の手続き、帰国の流れなど参考にしていってもらえればと思います。

目次

住民票について

まずこれの扱いで全てが変わります。

住民票を抜いた方・・・この後の内容をご参考に下さい。

住民票を抜いていない方・・・またどこかでお会いしましょう。

いわゆる、最寄りの役所で海外「転出届」をした方は住民票を抜いています。特に何もせずに海外に行った方は住民票を抜いていません。

住民票を抜く(海外転出届をする)メリット・デメリット

<メリット>

税金です。これに尽きます。

メリットは税金がかなり払わなくて済みます。安心して下さい。脱税ではなく払う必要がなくなります。

感覚はありませんが日本に住んでいる人は「健康保険料」「国民年金保険料」「住民税」を払っています。

この扱いが変わります。

健康保険料・・・0円

国民年金保険料・・・カラ期間扱い(海外転出中は払う必要はないがトータルでの支給額は減る)

住民税・・・0円(普段の住民税は前年分を払っているので転出時は残り分を払う必要あり)

一時帰国時に免税店の利用ができる

ついでに国民年金保険料は海外転出をしてもカラ期間にはならない。役所で申請の必要あり。

住民税は振り込みや引き落とし等で払う手続きをしておく必要がある。

収入によって変動しますが住民票を抜くことで40~50万/年の税金を払う必要がなくなります。

<デメリット>

日本の治療を受ける場合100%負担

があります。

日本の医療を受ける場合、国の負担がなく100%の料金で払う必要があります。持病や歯の治療で困る人が多い印象です。

年金の受給額が下がることもありますが年金制度がかなり危ういのでデメリットには入れませんでした。

住民税を抜かない(海外転出届をしない)メリット・デメリット

<メリット>

一時帰国時時などに今まで通りの負担料で医療が受けられる

シンプルですがでかいメリットです。

一時帰国時した時だけ住民票を入れて健康保険に加入するのはグレーゾーンです。役所によっては受け付けていないところがあり、その割合の方が多いです。

<デメリット>

各種税金を払う必要がある(年間110万~くらい)

です。健康保険料、国民年金保険料、住民税ですね。

収入変動なのでざっくりですが、年間

健康保険料 30万

年金保険料 19万

住民税 18万

所得税 40万

これくらいかかります。これは日本でも収入がある場合です。ない場合であれば国民年金保険料以外は0円に近い金額まで抑えられます。健康保険料は70%カット、住民税0円、所得税0円だったはずです。

これを利用したテクニックがあります。駐在員に多いですが給与を日本と海外で分けて支払ってもらう方法です。所得税を基準に見て年間給与が330万円以下になるように給与をもらう方法です。

残りは現地通貨でもらいます。現地の税金が発生しますが税金大国日本と比べればマシなことが多いです。アジア諸国であれば定期預金が4%,5%がザラなので勝手にお金が増えていきます。

気をつけてほしいのは海外収入を最後に日本に持ち帰る時です。銀行口座に入れると税務署が目を光らせます。飛行機に持ち込める1回の額が100万上限だから定期的におろして飛行機で運びつつ持ってきてタンス預金なんてしたらダメですよ。

例外

証券口座ってどうなるの問題

証券口座の件は知らない方も多いと思います。「使えるんでしょ?」の意見が多いと思います。

暫くは使えます。しかし証券会社は定期的(年1回とか)に利用口座の確認をします。その際に確認が取れないと口座の売買を一時停止します。

住民票を抜いていると居住証明(住民票)が出せません。最近はマイナンバーカードの提出を義務付けていることもあります。マイナンバーカードは住民票を抜くとなくなります。

故に住民票を抜くと証券口座の利用ができなくなります。「それならそれで別にいいじゃん」ってわけでもありません。

もし、証券口座に株がある場合は住民票を抜く前に精算しちゃって下さい。「また日本に戻った時に」ってのは遅いです。

海外から戻った後に口座の再開をしようとすると海外に行っていたことがバレます。海外に行く前に一時凍結をしなければならないのですが、していなかったことがバレます。それ自体は許してくれますが、凍結前にあった株を売らなければなりません。恐らく多くの方は特定口座(源泉徴収有り)です。それが一般口座に切り替わった状態で売ることになります。(手続きで特定口座に戻すことも可能)

要するに自分で確定申告をして約20%の税金を払う必要があります。(利益が20万以上の場合)

はい。クソメンドクサイ!

かつては一般口座の売却額が30万以上の場合、証券口座から税務署へ連絡がありました。しかし、今は一般口座の売却額に関わらず書類を提出しています。

利益が20万以下なら何もすることはないのですが、例えば

売却額  ①70万(利益10万)②40万(利益-5万)

だとします。何も問題ないのですが税務署は「110万!?」これは利益出てるだろ。20万以上あるだろ。ってなります。確定申告の必要はありませんが連絡がきたりします。その説明をしないといけないです。

本当に20万以上の利益が出ていたら脱税になります。特定口座なら勝手にやってくれていたのに一般口座のせいで自分でやらないといけないです。

余談でした。

住民票を抜く抜かないの判断

抜く人は口を揃えて「お金を節約したい」

抜かない人は「え?そんなのあったの?してないかも」

です。そして抜かない人は親がそこそこ収入がある人ばかりです。「金持ちの親故のお金に世間知らず」ってことが多いです。

まぁそれはリアルな話であって抜く抜かないの判断は「お金と健康」です。

前提で金持ちであれば抜かなくていいです。一般的な話としては

若い人はお金がないと思います。抜いてもデメリットの影響を受けづらいのでメリットが大きく、抜いて良いと思います。

持病があったり、年齢的な健康低下だったり懸念があれば抜かないほうが良いと思います。

駐在員は抜かなくていいと思います。自分は抜いちゃいましたが笑

【To Do】住民票を抜いた人が本帰国しました

長々と話しましたが本題です。

「これからは日本生活です」

そんな方はやることが一杯です。ですが一つ一つやれば大したことではありません。

自分は違いましたがこの境遇の人は現地採用が多いですよね。そうなると新しい職を見つけているはずです。そこも合わせて書くので安心して下さい。

<役所系>

住む場所を決める

不動産手続き

戸籍謄本と戸籍抄本を取り寄せる

住む場所の役所に行き「転入届、国民健康保険加入、国民年金加入」をする

住民票を複数枚もらう

マイナンバーカードの手続きをする

免許書の住所変更

大きくはこれですね。まずは家を決めちゃいましょう。

気になるのが「戸籍謄本と戸籍抄本」ですよね。本籍地と違う場所に住む場合はこれが必要です。海外からの転入届時はこれが要るんですよ。有名な市であればコンビニとかでも出来るらしいですが、一律で郵送対応しています。自主隔離期間の内に郵送で送ってもらいましょう。個人情報の提出はパスポートのコピーでOKです。

次に役所手続きですかね。本当は帰国後14日以内に転入届をするのですがコロナの件もあり問題有りません。転入届は役所の人に事情を話せばスイスイ終わります。

国民健康保険についてですが、例えば5月帰国、6月に役所、7月入社の場合、国民健康保険料を6月分のみ払わなければなりません。住民票を抜いていると前年収入0円なので70%カットで加入になります。カードは即日発行です。止める際は止めるための書類を書いて郵送しなければなりません。もしくは役所に行く。支払いの紙は後日届きます。

国民年金保険については同じ役所の別フロアにあることが多く、そこに行き手続きをします。頷いていれば加入します。この時、自分に振られている国民年金番号を控えておきましょう。(国民年金手帳を持っていない方)会社に伝える必要があるからです。支払いは後日郵送で届きます。6ヶ月分届きますが1ヶ月分(6月分)の支払いだけで大丈夫です。これは会社に属すと自動切り替えなので止める手続きは必要ありません。

簡単でしょ?役所手続きは1時間もあれば終わります。この時に住民票を買っておきましょう。会社に提出することが多いです。

最後にマイナンバーカード。これは作っておいた方が良いです。銀行口座、証券口座と新設する場合や各種手続きでよく使います。役所で申請できるので合わせてしちゃいましょう。

「拙者、通知カードとかそこらへんのマイナンバーカード関連の紙が何もないんだが」

そんなダメなあなたも大丈夫。役所も分かっているのでその場で申請書類を作ってくれます。マイナンバーカード関連の書類が何もなくても手続きができるように準備してくれます。

これで終わりです。役所関連は完了です。

場所は別になりますが免許書の住所変更もしましょう。これは住民票があれば出来ます。面倒くさがらずに。次は会社関連

<会社関連>

誓約書を早めに済ます

雇用保険被保険者証とかいう紙をもらいにハローワークに行く

年金番号を控えておく

卒業証明書をもらう

主たるところはこんなところでしょうか。他にも細かいことはありますが特筆して書くことはないかなと。

誓約書:簡単に言えば身内のサイン

雇用保険被保険者証:過去に保険加入していた証明書

です。誓約書は自分だけでは出来ないので自主隔離期間に書類を送ってサインしてもらい送り返してもらいましょう。卒業証明書も同様です。大学のHPをみたら書いてあります。

雇用保険被保険者証は海外に行く人は大体なくしているのでハローワークに行きもらいましょう。ものの数分で終わります。ハローワーク内の負のオーラを浴びすぎない内に帰りましょう。

これで終わりです。

コロナで成田で金がねぇんだわ

国際線のチケット、日本に戻ってからの生活費

これだけで結構な額ですよね。そして今は

14日間の自主隔離

もあります。ホテル代だったり自宅に帰るにしても移動費がばかになりません。

東京に自宅が有り成田かハイヤー会社を呼ぶと15,000円〜です。普段はバスで3,000円くらいです。確実に足元を見たナメた商売をしています。

ホテルの場合は10万前後かかります。いやー本当にふざけてますね。

自分はある程度のお金がありますが、だからといってこれらの金額を許すこととは同義ではないです。自分はケチん坊なので。ましてや現地採用や学生なんてやばいですよね?

そんな方々のことを想い、自分がした最大限のケチプレイを紹介します。

成田でコロナチェック

NearMeで移動

友人宅(14日)

これでいきました。まず紹介したいのがNearMe

いわゆる、乗り合いタクシーが本来のサービスですがコロナ化においては5,980円で成田から東京の殆どの場所まで送ってくれます。

「乗り合い嫌だなぁ」と思っていました。その気持ちで待っていたら自分だけでした。専属ハイヤーで5,980円でした。自分の乗った時期が5月でした。今はさらに帰国者が減っているので殆ど専属ハイヤーになると思います。

次に友人宅ですがこれは条件ありです。人の出入りが複数人にわたりある場合はNGです。シェアハウスみたいな場所だったりはダメですね。
友人宅で友人と過ごす分には問題ないと思われますが、私の場合は「じゃあ家使っていいよ。俺彼女のとこいるわ」と友人が言ってくれたのでかなり助かりました。簡単なお礼はしましょう。ホテル代よりは安いはずです。

これはNG

お金がないから、我慢できないからと言っても以下のことはNGです。

成田空港から電車に乗って帰る

バレます。空港からつながる電車までの道で確認している女性がいました。また警察官と話していたら

「やけにタイミングを伺って電車乗り場のルートに行こうとする人いるから見てるよ笑」

と言っていました。自分がNearMeのハイヤーを長らく待っていたのを不審に思って事情を聞かれたタイミングで聞きました。

まとめ

面倒くさがらずにやりましょう

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