【あなたは無能?】使えないWebディレクターは根本に○○な問題がある

IT系の話
始めまして。Webディレクターのマイゴーです。
事業会社でWebディレクターを2社経験しており、
現在は15,000人規模の企業で皆さんお馴染みのサイトのWebディレクターをしています。
Webディレクターという仕事をより多くの方に知ってもらいディレクター業を活発にしていければと思っています。
本日は使えないWebディレクター編。
使えないWebディレクターというのは害悪極まりないです。私が新卒の頃は無能なWebディレクターだったと自覚しています。使えないWebディレクターの代表格でした。害悪社員でした。
そんな無能Webディレクターから脱却し信頼され、駐在員にもなり、大企業に属すWebディレクターが
・使えないWebディレクター
・どうすれば脱却できるのか
これについて詳しく説明していこうと思います。
背景としても検索結果上位にあるようなブログが「めちゃめちゃ点の話じゃん」「本質とずれてる」「できれば苦労しないんだよ」って話ばかりで現実味にかけていました。「それはWebディレクターのためにならない」と思ったのがきっかけです。

目次

結論から

■使えないWebディレクターの特徴
(Webディレクターは顕著に出やすい)知識・経験不足
途中で目的を変更してしまう
フィードバックの環境がない
使えないWebディレクターからの脱却
尊敬できる先輩を見つける
(小さい案件でも良いので)数をこなす
目標を全員で共有する

よくあるブログや記事では「クライアントに寄る」「技術者のことをわかっていない」「スケジュールがぐちゃぐちゃ」などあります。それはそうですが、あくまで点の話です。点の改善をしたところで根本が変わってなければ別の問題が発生します。

根本を直していくことが使えないWebディレクターからの脱却であり有能Webディレクターになる手がかりになります。

では、詳しく見ていきましょう!

使えないWebディレクターの特徴

まずはこちらから解説していきましょう。

使えないWebディレクターがいると…大変ですよね笑
1番被害を受けるのは技術者たちです。恐らく「Webディレクターは使えない」という声の多くは技術者たちからの声でしょう。また他にも「Webディレクターは使えない」と思う方々がいます。
それは、発注者でしょう。使えないWebディレクターというのは発注者からも嫌われます…

発注者と技術者の間を取り持ち仕事をするにも関わらずどちらからも「Webディレクターは使えない」と思われてしまいます。1度、こういった印象がつくと信頼を取り戻すのに時間がかかります。

1度、使えないWebディレクター烙印を押されてしまうとキャリアも仲間もクライアントも失います。
話が逸れましたが、使えないWebディレクターがどういった特徴を持っているか解説します。

(Webディレクターは顕著に出やすい)知識・経験不足

仕方ない話ですが知識、経験不足というのはどの仕事をするにしても「使えない奴」扱いになります。そんな人を表に出すわけではいかないので多くは先輩のフォローをする期間があったり関わる人が少なければそのままやらせたりします。

ただ、Webディレクターというのは1年目からWebディレクターです。もしくは制作Webディレクターだったり開発Webディレクターなど部分的なWebディレクターをします。そうであってもWebディレクターはその領域でリーダーとなり技術者たちと協力し案件を進めます。事業会社でなく制作会社のWebディレクターであればクライアントの元に行くこともあります。

多くの人とも関わり、そこでリーダーポジション(立場上)になります。そうなると否応なしに人の目に入ります。良くも悪くも評価される立場になってしまいます。知識・経験がないと悪い評価が基本で様々な問題が発生します。
・技術者に適切な指示ができない
・技術者の言葉を理解できない
・発注者に対して誤ったことを言ってしまう
・デスマーチを作ってしまい技術者に負荷がかかる
・意見が二転三転してしまう
・納品物の質が悪く発注者に迷惑をかける
など技術者も発注者も不満の1つや2つぶちまけたくなります。特に技術者からは立場上、リーダーのようなポジションでいられるため、苛立ちも止みません。

誰もが最初は使えない人ではありますが使えない時期から人の目に触れる機会が多いからこそ、使えないWebディレクターと言われてしまいます。




 

途中で目的を変えてしまう

これも使えないWebディレクターになってしまう要因です。

要するに「発注者に怒られないことが目的になっている」Webディレクターです。
これはいけません。これによってどういったことが起こるかと言いますと
・発注者のやりたいことを希望するスケジュールでやる案件が出来る
・発注者のやりたいことを整理できず全て受けてしまう
・技術者に「何とかお願い」といった論理破壊なお願いをしてしまう
・技術者と話をしていても発注者の一言でそっちに向かってしまう
などなどこれらも技術者からしたら「溜まったもんじゃない!」と言われます。

Webディレクターの目的は案件や状況によりますが
・見られるWebサイト作り
・使われるサービス作成
など使うユーザーや発注者の利益が出るようにサービスの質やコストパフォーマンスに拘るものです。発注者の機嫌は関係ありません。
他のサイトでは「技術者を大事にしよう」なんて書かれていますがあれも間違いです。技術者のパフォーマンスを上げることは大事ですが機嫌をとったり技術者優先のスケジュールを組んでいるようではまだまだ2流です。その気持ちは大事ですし、絶対に忘れてはならないことですがまだその先があります。

フィードバック環境がない

私がみてきたWebディレクターで

・使えないWebディレクターが使えないWebディレクターのまま
・使えないWebディレクターのまま辞めていく

こうなっているWebディレクターはフィードバックの環境がありません。

私が仕事をする上で最も大事にしていながら最も運に左右されることがあります。
それは上司です。上司が良ければ大概のことは乗り切れますし、めちゃめちゃ成長します。上司次第で人の成長は決まると言っても良いくらいです。

フィードバックがない環境=良い上司がいない環境

です。自分で反省することも大事ですが限度があります。経験が少ない故に良い反省が出来ません。しかし、良い上司がいると良い指摘、アドバイスをもらえます。Webディレクターはやることが多く覚えることも多いので最初は失敗の繰り返しです。そんな時にしっかりと面倒をみてくれる上司がいるかいなかです。

実際に私も良い上司がいました。今の自分はそのおかげだと思っています。周りを見ていても良い上司にあたった方はしっかりと実力をつけています。しかしそうでない方は伸び悩んでいます。。。

使えないWebディレクターからの脱却

いつまでも使えないWebディレクターなんて言われて気分の良いものじゃありません。見返したい気持ちもあれば戦力になりたい、貢献したいという気持ちにもなると思います。

そう思える方は使えないWebディレクターからの脱却が出来ます。それだけのやる気があれば後は適切な努力をするだけです。




 

尊敬出来る先輩を見つける

個人的にはまずはこれです。土台作りが肝心です。

使えないWebディレクターのままになっているのは上司が原因です。
「いつも上司に怒られる」
「いつもダメ出しされる」
などマイナス方向のことを言う上司であったら即変え、チェンジ!!です。

いきなり明日から上司を変えることは出来ませんので「期が変わるタイミング」を狙って部門長に打診しましょう。その間、待つだけなんてことにならないように評判の良い先輩を見つけて時間がもらえないか確認しましょう。週2回、週1時間など定期的に時間をもらいましょう。そして案件を見てもらったり仕事の仕方など相談できる場を設けましょう。

私はことあるごとに申し上げますが、そういった環境があるのも大企業です。だからこそ大企業に入っておくことをオススメします。部署の数、人の数、有能な上司の数、これらは大企業にあります。

(小さい案件でも良いので)数をこなす

大きいことなんて止めましょう。まずは運用保守系の小さい案件をシコシコとやるべきです。

有能なWebディレクターというのはある程度のところで勘所をつかみ成長していきますが無能なWebディレクターというのは少し馬鹿で要領が微妙です。それはそうと受け止めましょう。そんなWebディレクターは数をこなすしかありません。有能ぶってスマートにやろうとしては駄目です。泥臭く数をこなし続けるんです。そんな時のポイントとして

・定期的に上司、先輩からの助言をもらう(毎回は駄目。自分で考えることも必要)
・得意領域を作る(制作周り、開発周りなど)
・分からないことは技術者に頭を下げて教えてもらう

です。これを意識して取り組みましょう。恥もくそもないです。最速で使えないWebディレクターを抜け出すにはこれしかありせん。

目標を全員で共有する

目的がサービスの成功、クライアントの利益が伸びるなどそういったところに定まっているのは当たり前で「発注者に怒られないようにすることを目的」なんてことはあってはなりません。
技術者望んでいないことは勿論、発注者でさえ望んでいません。

正直、発注者に媚びでしまうWebディレクターをよくみます。それに比べて発注者に媚びず、利益を考えるWebディレクターもいます。実際にどっちの方が良い関係になっているかと言うと後者です。

どうしても防衛本能から媚びがちですが優先すべきことを定期的に思い直すようにしましょう。

そちらよりは目標の共有が大事です。何をもって成功とするのか。何をすることでゴールとするのか。ここを発注者側、技術者側とそれぞれ認識を合わせましょう。これがあることで物事が変な方向に進まなくなります。また、目的がブレかけた時にも目標をみなおすことで修正できます。

こうなってきたら使えないWebディレクターからの脱却かも

 

○○でなければ使えないWebディレクターのまま終わるかも…

色々と述べさせてもいましたが私の論理には穴があります。

「良い上司がいること」
▶いなければチーム変更などで良い上司のもとに移る
「小さい案件をこなす環境がある」
「得意領域を作るために部分的な範囲でWebディレクターが出来る」

これが出来なければ使えないWebディレクターから脱却出来ません。ただ、私が思うにこれらの条件は使えないWebディレクターから脱却するのに欠かせない条件だと思っています。

これらの条件ですが、「今の会社にそんな環境がない」ってことが起きると思います。私も多くの会社がそんな環境でないと思っています。だからこそ使えないWebディレクターや使えない人が多く存在し、薄給なんだと思います。

私は転職情報を扱う記事では必ず申し上げることがあり、「大企業に行きましょう」という勧めです。
大企業であれば「(基本的に)高給」「ジョブローテーション環境」「人格者の多い環境」「頭の良い人が多い」「充実の福利厚生」「平均以上の年間休日」「海外駐在員のチャンスがある」など多くのことは大企業で満たされます。
そして今回の条件も大企業であれば満たされることが多いです。

「中小企業じゃ絶対に駄目」と言うつもりはありませんが、使えないWebディレクターから脱却するにための確率を上げるためには大企業を勧めます。

まとめ

色々書きましたが誰しもが使えないWebディレクターから始まっていますが環境と努力で自己研鑽、価値観が成熟し使えないWebディレクターから脱却します。

言い換えると誰でも使えないWebディレクターから脱却出来ると思っています。使えないWebディレクターで悩んでいる人はぜひ検討してみて下さい。

でわわわわわ!!

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