大手企業は顔採用しているのか。中小企業と大手企業の両方で働いたからこそ分かる答え

国内就職・転職系

大手企業は一般的に就活人気で上位にランクインする企業や転職で人気の企業、認知の高い企業と言われています。
大企業の中でもほんと数%の上澄みだけをすくった企業です。
※大手企業は造語なのでオフィシャルな定義はありません。

そんな大手企業に入る人はまさに限られた人です。誰でも入れるわけではなく、応募して内定が出る確率は余裕の1%以下です。

【通過率】大手企業に転職できる確率。何社応募すれば内定できるのか。
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詳細はこちらで詳しくまとめています。

そんな極小の確率でいける大手企業ですが、まことしやかに言われていることがあります。
「顔採用されている人がいる」
果たして本当にそうでしょうか。

大手企業にいる人は美男美女という話は本当なのでしょうか。
事実なら何とも世知辛い話ですよね。

努力次第で賢くなったり、コミュニケーションを鍛えることは出来ますが、イケメン、美女になるのは簡単な話ではありません。現実的な話で言えば、整形でもしない限り不可能です。美男美女は生活の中で得することが多いですが、社会でも得をしてしまうのでしょうか。
そんな不条理なことが事実なのかについてお話します。

目次

美男美女は大手企業に受かりやすい

結論から申し上げれば、美男美女は有利です。

「顔採用は存在する」 テレビ番組の実験結果に賛否両論
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※参考:所さんの目がテン!

学生の頃にたまたまリアルタイムでこの番組を見ていました。
私はイケメンではないので「何と辛い話なんだ…」と思ったことを今でも思い出します。
そして、「これネットニュースになるだろw」と思った記憶もあります。
案の定、まとめサイトなどに挙げられていましたね…w

以下が番組キャプチャです。
・能力は全て一緒
という条件で写真から採りたい人を選ぶものです。
名前は出ていませんが大手企業が対象になっています。
※今だと即炎上案件ですよね…w。ただ、こういったリアルな話は正直面白いですよね。

美女は就活で有利

イケメンは就活で有利

※女子大生の一番右の人可愛いと思ったのは私だけですか。B社の3人目の人事とは仲良くなれそう…

これが真実です。
番組ではフォローをいれていましたが、苦しい言い回しでした。結果として写真の通り、美男美女は就活で有利です。これだけ明白な結果なので大手企業に受かりやすいのも明白です。

顔採用がもたらす企業へのメリット

顔採用をするメリットがあるからこそ、顔採用があるわけで…
企業は決して口にはできないですが、改めて言語化しておきましょう。

・ワークエンゲージメント(士気)が高まる
・人で売る営業(人間関係ファースト)は成績が出やすい(売上が伸びる)
・社内婚が促進される

これらは大きな要因といえるでしょう。
特にワークエンゲージメントと営業成績が伸びるのは企業にとってかなりのメリットです。

事実、大手企業には美男美女が多い

私が見てきた中で申し上げる場合、大手企業のほうが美男美女の割合が高いです。
現在は大手企業におり「なんや、この美人は…!!」と1日1回はそんな人を見かけます。男性もどちらかと言えば顔立ちのいい人が多いですが、女性の方がその割合が顕著な気がします。
一方で中小企業ですが、こっちにも美男美女はいます。ただ、割合が低いです。

あくまで傾向でしかありませんが、男性は中身重視で採用されている面を感じることが多々あります。
一方で女性は外見の比重が重めで採用されており、顔立ちが採用に直結している気がします。特に営業職はその傾向を強く感じます。

大手企業で顔採用されるには

結論から申し上げれば、
・立ち回り上手な美男美女であること
・そういった企業を狙いにいくこと
・バカ過ぎないこと
です。

超主観になりますが、中小企業で顔採用枠と言われるような人と大手企業で顔採用枠で受かる人の差は「打算的な動きを自然でこなせるか」だと思っています。
言っちゃ悪いですが、中小企業にいた顔採用枠は少しお馬鹿さんというか、正直者でした。

ただ、大手企業にいる顔採用枠は自分の得のため、会社の得のために動けるタイプだと感じました。「バカ過ぎないこと」にも通じますが、周りと自分を見比べながら適切なキャラを演じれる人が多いと感じました。局アナがその頂点に君臨していると感じます。

もう一点はそういった企業を狙いにいくことですね。今までの話はあくまで傾向であり、どこもかしこも顔採用しているわけではありません。一定の清潔感さえあればOKな企業の方が多いです。

ついでに、もし学歴はないけど顔に自信があるような方で「大手企業に行きたい/有名企業に行きたい/それなりに良い会社に行きたい」と思うのであれば、転職サイトよりも転職エージェントがオススメです。なぜなら、セルフプロデュースして転職するよりも転職エージェントのようなその道のプロにプロデュースしてもらう方が遥かに確率が高いです。あまり賢さに自信がなければ、任せる方が上手くやってくれます。オススメはこのあたりです。

顔採用された後、上手くいくタイプ

これもあくまで主観ですが、能力不足なことを認めることです。
確かに顔も含めて能力ですが、学生時代よりも顔が良くて恩恵を受ける機会は少なくなります。なので、今までの感じで過ごすと辛い思いをします。
中身の実力で入ってきた社員に比べると、圧倒的な能力不足なのは明らかです。そこを認められずに、プライドだけを維持しようとすると、どんどん扱いづらい厄介者扱いの社員になります。

一方で何となく自分が顔採用されたような気がして、周りよりも社会人能力が劣っていることを実感した上で、「頑張らねば…!!」と思う社員は逆に優秀になっていきます。持ち前の打ち解ける力や助けてもらう力を上手く利用しつつ、能力を補完していきます。エース級のポジションになることはなけれど、チームには欠かせない選手になることが多いです。フラットに見ても、そこら辺の社員よりも優秀です。

しかしながら、大手企業は顔採用だけじゃない

私はフツメン以下だと思っていますが、現に大手企業にいます。
大手企業が顔は見るけど、それだけじゃないというのが分かります。
あくまで一要素です(しかし、一要素にはなっています)。
顔も大事ですが、適応力やコミュニケーション、技術力など多面的な判断がされています。

しかし、職種によるところが大きいと感じます。
私のようにスキルに重きを置かれている職種だと顔とかどうでもいいですよね。周りに不快感を与えない清潔感さえあれば充分です。

一方で営業職のようにスキルよりもパーソナル勝負をする職種は顔も含めた見栄えは重要です。
良いか悪いかではなく、現実に美女の方が仕事は取りやすいですし、イケメンの方がコミュニケーションが高そうなので安心できるといったバイアスがかかっています。

もし、顔採用で勝負できなければ専門職で勝負をしましょう。
顔と違って老いもないので、将来的にも安心です。

顔採用で起きている問題

IT界隈にいるので、聞いた話ですが某広告社で起きている問題を例にお話します。
顔採用はメリットも大きいですが、デメリットも存在します。
それは、社員のお局(つぼね)化です。

会社としては若い内に活躍して、自社の社員と結婚してくれれば理想でしょう。
常に若い女性を入れつつも循環性を高めたい企業の思惑がありますよね。企業の気持ちだけを代弁すれば、顔採用の役割はそれです。寿退社までが一連の流れです。
しかしながら、何を勘違いしたか仕事が出来ると思い込み、率先した動きを取り始めます。会社にとって、1番の害は無能な働き者です。まさにそれですね。

これにより能力の低い社員が増えて幅を利かせてしまいます。後から入る若い女性社員はやりづらいですし、有能な社員は嫌気がさしますよね。
顔採用がもたらすメリットは間違いありません。私も推奨派ですが、仕組みを上手く考えないとやや面倒な問題に直面します。

不細工に告ぐ。顔採用を認めよう

私も顔で得したことはないので、少し煮え切らない気持ちは理解できますが、
顔採用を認めましょう。顔も含めて才能です。
才能を恨んでも何の意味もありません。それはそれで認めつつもどう立ち回るかです。

ただ、顔で勝負できずとも清潔感は大事です。笑顔はもっと大事です。男女問わず、体型は整えましょう。
たとえ多少ブサイクでも努力できること(清潔感、体型の維持、笑顔)がしっかりとできていれば、むしろ愛されます。そして、それは顔立ちと違って年齢で老いることはありません。

不細工な文系男女に残された道は…

清潔感や体型など出来ることはやるとして、もう少し具体的な立ち回りをお伝えします。
「戦うフィールドを見誤らない」
これに尽きます。この戦略さえ頭に入っていれば大きく間違えることはありません。

イチローがe-sportsで戦っても勝てないのと一緒です。
いくら野球の才能と努力をしたところで、ゲームのプロには勝てません。
それと同じです。

例を挙げれば、美人との競争で不動産営業で戦おうとしても勝てる見込みはありません。
自分の戦うフィールドをきちんと理解するところから始めるべきです。

あなたのタイプによりますが、
・物覚えがよければ、商品数や専門性の強い商材を扱う営業職
・要領が良ければ、未経験でも入れる専門職
・ミスせずに仕事ができる人なら管理業務系の仕事
・博識で知識豊富なタイプなら富裕層向けの仕事
・定型業務に苦を感じないタイプならインフラ系の仕事

といった感じで、自分の得意分野を上手く活かして戦いましょう。

もし、何もない人は…ごめんなさい。
それは努力不足と言わざるをえません。何かしらの強みはあるはずなので、自己分析からしてみてはいかがでしょうか。

顔採用が多いであろう業界・職種

極端なことを言えば、パイロットが顔採用されているわけではありませんよね。
逆に受付嬢や店舗スタッフって可愛い人が多いですよね。

要するに技術を必要としない仕事は顔採用される傾向があります。
そして、大手企業で働いている人なら共感してもらえると思いますが、
大手企業であっても、殆どの仕事って特別な技術はありません。
入社してから覚えれるレベルの仕事ばかりです。

であれば、顔採用した方が絶対にお得です。
なので、殆どの企業は顔採用を若干していると言えるのですが、
そんな中でも顔採用が顕著な業界と職種があります。

【業界】
保険、不動産、人材、広告、芸能、飲食、ブライダル、旅行

【職種】
営業、受付、販売スタッフ、一般事務、カウンタースタッフ、乗務員、トレーナー

やはり、商品が自分になるような業界や対人業務が多い仕事は顔採用があります。
また、もっと極端なことを言えば、文系上がりの職種は大体顔採用が混じっていたり、顕著です。

海外では顔採用なんてない!って話について

「海外では履歴書に性別の特定や見た目の判断がされるような項目が抜かれている」
って聞いたことありませんか。

私は過去に海外駐在員をしていたので、この辺りの話も心得ているつもりです。
結論を言えば、「普通に顔採用をしている」ということです。

どこでなにかの力が働いているのか知りませんが、日本人と違って肌の色や宗教の違いなどで戦争や暴動が起きる国ばかりですよ?顔による差別がないはずがありません。
そもそも、面接で会うので履歴書でわからなくとも、そこで判断が出来ます。

海外の方がやりすぎたジェンダー配慮など差別問題には敏感です。
しかし、これって日本にいると感じづらいのですが、建前です。
日本には空気の読む文化が浸透していますが、海外は建前の文化だと思っています。
ある意味、日本人と同じで先進国ほど結構空気を読みます。言うことは言うけど、感じ取れ!ってやつです。

履歴書に顔写真がないと言っているのも同じです。配慮はするけど、するだけだよ。ってことです。
営利主義の企業が馬鹿正直に従う必要なんてありませんし、そんな義理もありません。

まとめ

顔採用で恩恵を受けている身ではありませんが、顔採用は仕方ないと思っています。それが現実です。資本主義の原理原則に従っていけば、金のなる人間を採用するのは実直に向き合っていると言えます。文句を言うのは楽ですが、ルールを知って上手く戦う方がよっぽど良い時間の使い方ですね。

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