【中小企業あるある】中小企業にいた時は当たり前だと思い、おかしいと気づけなかった

大手企業社員の戯言

私が新卒入社した会社は所謂中小企業気質の大企業でした。
定義上は大企業ですが、体制や考え方、働き方、福利厚生は完全に中小企業のそれでした。
そういった企業多いですよね…大企業なんて名ばかりな企業ばかりです。
定義上は大企業でも実際は中小企業みたいな企業ばかりです。

そんな新卒入社した会社では色々なことを学びました。
年齢以上の実力がついたので感謝はしています。
ただ、私のような元がしょぼい人間にとっては環境を上手く利用できただけであり、元から優秀な人や素質のある人にとってはあまり旨味はありません。

今は大手企業に転職ましたが、振り返ってみるとヤバイと思うことは結構ありました。
ただ、あの時はそれに対してあまり疑問を抱かなかったことも事実です。
こういうことは人から言われないとなかなか気づけないものです。

なので、本日は中小企業あるあるを語りながら就活や転職の参考にしてみて下さい。

さらっと年間休日は120日以下

月月火水木金金

「え?120日以下だけど悪いの?」
「え?完全週休2日制なわけないじゃん。」
自然にそう書かれています。

記載の通り、120日の休暇がないので月に1回以上は土曜日出勤することになります。
また、お盆や年末年始など休暇が重なる時は年間休日の調整をおこなうため、
3週連続土曜日出勤などが平気でおこなわれます。

新卒から会社を辞めるまでこれには慣れなかったです。
私だけではなく、全ての従業員が土曜日出勤の無駄さを語るほどいらない仕組みでした。土曜日の電車が空いている中、出勤する虚しさと言ったら言葉にできません。

年間休日の少ない企業に大手企業が含まれることもあります。
しかし、年間休日の多い企業に中小企業はありません。
全てとは言いませんが、年間休日の多い企業の殆どは大手企業です。

残業代?何それ美味しいの?

タダ働き

残業代が出ると思ったら大間違いです。
当たり前のように出ません。
正確に言えば固定残業代(みなし残業●●時間) or 裁量労働制
※みなし残業とは予め時間に応じた残業代を給与に加える仕組みです。
※裁量労働制は1日8時間と取り決めすれば、9時間働いても8時間分の支払いで良い

一見良さそうですが、このように記載する会社の業務量はとてもじゃないですが、その時間内に終わりません。
会社からしてみれば30時間働いていないのに30時間分の残業代を出すのはマイナスですからね。
資本主義の中でタダで金を配るようなことはしません。

合わせ技が重なると更に酷いです。
求人票には「25万円(固定残業代の4万円を含む)」
といったトリックを用いて、給与が多いように見せる技もあります。

私は毎月60時間はデフォで60〜80時間くらいが月平均でした。
勿論、超過した分の残業代はでません。
これは違法です。しかし出そうとしません。

各社残業をする時のルールがありますが、
残業代を出さない会社のやり方は「定時で打刻させる」です。
・残業申請をしづらい空気づくり
・残業申請すると怒る、指導をいれる
などをしてとにかく定時打刻をさせようとします。
先輩もそうしている空気をみると一端の若手が残業申請をすることなんて出来るはずもないです。

私はトータルでサービス残業を2,000時間程していましたね。
こうやって書いてみると憤りを感じます…w

就職や転職をする際はVorkersなどでチェックをしましょう。口コミ情報は偉大です。中の人が残業代について真実を語ってくれています。

上司ガチャを外す確率が高い

Learn More About office behavior | Dynamic Capital

幸いにも私はSSRの上司を引いたので問題ありませんでしたが、
もし他の人が上司だったらと思うと怖いです。

新卒の方にはどうしようもない残酷な真実ですが、若い頃の上司が自分の「考え方」「価値観」など下地にかなり影響します。そして下地の上にある「働き方」「生き方」「性格」などに大きな影響を及ぼします。

私と同じ部署で違うチームにいたメンバーはまさしく嫌な上司の元で働いていました。
愛想なし、文句がある時だけ声をかける、ネチネチネチネチ、いつもキレてる、汚い…
同じ会社にいるメンバーとは思えないくらいやつれており、全然楽しそうじゃありませんでした。

ストレスのある環境では人は育ちません。まさしくそれを体現していました。
楽しくもなく、成長もできず、ストレスが溜まるだけって最悪でしかないですよね。
しかし、中小企業のような企業レベルだとそういった人が集まるのも事実です。

何をもって勝利とするかは色々ありますが、
・大企業でゴミのような上司の元で働く
・中小企業で超優秀な上司の元で働く
これを比較した際に、幸福度の高さは後者のほうが高いです。
実際に私は後者でしたが、仕事が嫌になったこともありませんし、辞める時も挑戦したいことがあり辞めただけです。
また、後者で育った人は私のように本当の大手企業に転職することも難しくありません。

そうなると是が非でもSSRの上司の元で働きたいわけですが、私のようなケースは稀です。SSRの上司は大手企業に集まる傾向があります。
実際に私の上司も本当の大手企業に転職しています。
中小企業に行くよりも大手企業に行くほうがいい上司に当たる確率が高いです。

モラルが欠如している人がいる

Understanding Quid Pro Quo Sexual Harassment in California

これは私の自論ですが、
中途半端に規模のある会社+営業ファーストの企業はモラルが低い傾向にあります。

よくある傾向として
・声がでかくなる
・言葉遣いが荒くなる
・怒り出す
…社会人の定義を見直したくなります。

また、セクハラも横行します。
「これは大丈夫でしょ」
とラインを履き違えています。

女性の皆さまは気を付けてください。
中小企業にいるオジサンはちょっとあれなので、
「断らない=ここまではOK」だと思っています。
しっかりとNOと言ってやりましょう。

若い頃だけ給与が良い

 income

これは意外?だと思われたでしょうか。
一見すると、新卒給与や20代の頃だと給与が同年代と比べても少し高かったりします。
しかし、それは若い頃だけ。

30代にもなれば同年代に追い抜かれるだけです。
いや、30代にならずとも20代後半になる頃には同年代に抜かれ始めます。
そしてその差は開く一方です。

まだ間に合うのであれば、入社前に給与については調べましょう。

ここでもvorkersが参考になります。
実際に働いている人たちの口コミから給与をチェックしましょう。

経費関連がケチ

出張や営業などで移動費がかかったり、
仕事をしていると何かとお金がかかります。

中小企業はここでも卑怯です。
まず、経費申請がメンドくさいんですね。
手間に感じて、「もういいや」ってなるようなシステムにしています。

ただ、出張など多少のお金がかかる経費に関しては申請するわけですが、
用事に対して、少ない経費しかおりません。
例えば、東京発の大阪であれば日帰り出張。北海道でも日帰り出張
こういった感じでとにかく経費に対してケチです。

数千円でも安くすませるのは大事な考えです。
しかし、何でもかんでもやられたら社員としては困ります。
モノによっては数千円の経費削減でも抱く不信感や不満感は数万円級です。
そういったことを平気でするのが中小企業です。

とにかく古い

デスク

本当の大手企業に転職して分かったことですが、大手企業のほうが先進的です。
社員のパフォーマンス第一と考え、設備環境を整えます。

しかし、中小企業は違います。
ビルも古く、社内の設備も古い。
最寄り駅も辺鄙な場所。
新しいツールを取り入れようとしない。
Slack入れるのに1年議論していました。
PCが古い。考え方も古い。役職者にだけ手すり椅子がありました…w
やけに礼儀などを重んじる。
など当たり前だと思っていたことは全て古いんだと分かりました。

人は慣れる生き物なので、こういった環境に慣れてしまいます。

賢い人が少ない

poor

中小企業に賢い人は殆どいません。
上司や先輩が賢いと思ったら大間違いです。

プレイヤーとして優秀な人が管理職として優秀だと思ったら大間違いです。

大手企業もプレイヤーとして優秀な人が昇進します。
しかし、その後マネジメント教育がなされます。
なので、自頭も重なってそれなりに良いマネジメントをされます。

中小企業はプレイヤーとしての感覚でマネジメントします。
自分と同じやり方を強要するので、合わない人が出てきます。
部下としては辛いですね。

また、「知識量=賢さ」とは言いませんが、それにしても知識が足りていないのも特徴です。
業務的なことは知っていても世の中的なことは知らない人ばかりです。下らない芸能ニュースばかり知っており、お金の話や政治の話、世界のニュースに疎いです。

変な人がいる

賢い人が少ない上に変な人がいます。
・思想が偏った人
・コミュニケーションに難がある人
・変な挙動をする人
など、文面にすると伝わりづらいですが、何となく分かりますでしょうか。ちょっと違うなって人がいませんでしょうか。少なくとも、私がいた会社にはいました。

やはり中小企業だと有能な人材を集めることは難しいです。さらに普段から採用面接をしているわけではないので、ちょっと違うな的な人を見極めきれない時もあります。そのため、そういう人がたまに紛れ込んでいます。何か害があるかと言われれば別の話ですが、そういう人がいるという話です。

意思決定が遅い

従業員10名〜50名くらいのガチの中小企業だと意思決定は早いです。
しかし、今回お話ししているような、大企業区分の体質は中小企業は意思決定が遅いです。

大企業の良いところは吸収できず、悪いところは真似するあたり、
大企業に成りきれない大企業ですね。

大企業には大企業病というものがあります。
人が増えすぎて、意思決定が遅くなったり守りに入りすぎている状態です。
何ちゃって大企業である中小企業はまさにこれです。

新しいことをするのに異常な警戒心を持ちます。
そもそも、損益計算や見込みが立てられないので意思決定ができません。
話だけが延々と平行線で進みます。

たまに自殺者が出る

え?と思いましたか。
数年に1回くらい、誰かが自殺しています。

オフィシャルには死亡といった感じで自殺とは書かれませんが、
話が人伝てに伝わってきます。なので、本当の原因がすぐにわかります。

私のいた会社でも1名の自殺者がいました。
原因は会社でのストレスです。かなりのハラスメントが横行していたようで耐えかねたようです。
詳しいことは分かりませんが、会社はうまく親御さんを丸め込んで電通のように表には出ていませんでした。

地方営業所は自殺するくらいキツイところもあるので気をつけて下さいね。

仕様書やマニュアルが存在しない

基本的に業務過多になっているため、案件やプロジェクトに対して振り返る時間がありません。後世に引き継ぐために用意すべき仕様書やマニュアルを作ろうとせずに、次の案件に取り掛かります。そのため、次に入ってくる人は身体で覚えるしかなく、非常に苦労します。担当者も忙しいので、仕様やマニュアルについて聞く時間がなかなかとれず、結局やりながら覚えるしかありません。

また、中小企業は離職率が高いため、当時の担当者というのが既にいないこともあります。そんな時も解読しながら進めるしかありません。一方でなぜ動いているのか分からないシステムなども存在し、誰も手がつけられない状態のものもあります。このように、マニュアルや仕様書が存在しないだけでカオスが次々と生まれています。

大手企業に転職してこの差は強く感じました。大手企業に転職した際は、ありとあらゆるもののマニュアルが存在しており、探しやすいようにもなっていました。

オフィスの掃除がある

大きめのビルのテナントに入っている場合はないかもしれませんが、小さい事務所や小さい自社ビルなどで活動している中小企業はオフィスの掃除があります。少なくとも私がいた頃は毎朝15分の掃除をしていました。毎日、春夏秋冬問わず玄関前を掃除していました。さらに、その掃除時間は業務時間外という中小企業っぷりを見せていました。

一応、なぜオフィス掃除をしているかと言うと
企業の本音:清掃代を払うのが嫌だ
企業の建前:自分の使ったものは自分で掃除するべき
でした。せめて、本音で言ってほしかったと思っています。

また、年末年始になると大型掃除があり、何時間もかけて掃除をします。これは意外に楽しかったりします。

歴が長いだけの無能社員に謎のカタカナ役職がついている

中小企業は離職率が高いのですが、それでも昔からいる社員がいます。とても良い環境とはいえない中で長くいるわけなので、今後も辞める気配すか感じません。

そういった人が全員有能であれば何も困らないのですが、そういう人に限って無能なケースが多いです。変にしっかりした役職をつけると、「あの人が部長かよ」と周りのワーク・エンゲイジメントを下げることになり、さらに離職率も高まります。給与も多く払わなければなりません。なので、専門職群のような扱いでカタカナ名の役職がつけられています。社員の中では、「あっちルートには行きたくないね」などまるでヴォルデモートのような扱いです。

大手企業だと人事考課の項目も詳細で等級も詳細に分かれているため、長くいるだけでは、永遠に主任や係長止まりなんてこともあります。大手企業にも歴の長い無能社員はいます。しかし、制度によってある程度カバーしている面があり、ずっと無能の人はどこかの役職で止まっています。

喫煙率が高い

中小企業にいる人は強いストレスを常に受けながら仕事をしています。また、自己管理に対して甘いので、タバコを吸うのは自然と言えます。大手企業に転職してからは、課で私しか吸っていませんが、中小企業にいた頃は半分吸っていました。

また、タバコ関係だとタバコミュニケーションが盛んです。喫煙率が高いので人が集まりやすく、くだらない話が好きな人も多いです。喫煙所で仕事の話もするので、1回喫煙所に行くとなかなか帰ってきません。そのため、吸わない組から「タバコ休憩ズルくね」みたいな声が定期的に上がりがちです。

ただ、役員陣も吸っていることが多いため、タバコ休憩が否定的に見られることはなく、むしろ好きな時間にタバコを好きなだけ吸っています。

社内の時事ネタがすぐに広がる

「あの人が不倫した」
「あの人はクソだ」
「あの人はあの人とヤッた」
的な下らない時事ネタってありますよね。

こういう時事ネタは人の名前が伏せられたような話をするものですが、
どこかのタイミングで誰かが漏らすので、すぐに人の名前まで分かります。
そして変な噂が立ち、居づらい雰囲気も出てきます。

人間関係が密だったり、村社会的なところがあるのが原因でしょう。
中小企業でチョロチョロするのは細心の注意を払って下さいね。

業務負荷が特定の人に集中する

中小企業は常に人不足です。
と言うより、人を増やすとランニングコストが増えるので
現状回っていればOKという感じです。

ただ、実情は悲惨なものです。
社員がサービス残業で支えているだけです。

そしてもっと細かく見ると面白いです。
意外?にも暇な社員がいるんです。
逆に鬼のように忙しい社員もいます。

出来る人には業務が集中し、そうでない人には業務が振られません。
本質的には人を大事にしようと思っていないので、こういうことを平気に出来るんですね。
自社のサービスを守るために優秀な社員に仕事を任せるのは普通なことですが、
キャパを無視して、何でもかんでも押し付けます。

著しく能力が向上する

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最大のメリットと言えます。
これがなかったら中小企業にいる意味はありません。

私はお世辞にも基礎能力が高い人ではありません。
入社当時は同期の中では下から数えたほうが早く、よく怒られました。
今思い返しても嫌な気持ちになるくらい辛い時期でした。

しかし、「SSRの上司×とんでもない業務量」によりそこらへんのかたには負けない程度には実力が向上しました。

幸いにも大手企業に勤める友人や地元で働く友人などがいますが、話が合わなくなるくらいにはマインドセットと知識、スキルが身についています(大手企業の友人には給与で負けています)。

ここでしっかりと鍛えたおかげで大手企業に転職できました。
どちらにせよ新卒では大手企業にいけるような能力ではなかったので、
中小企業でしっかりと身につけれたのは良い経験でした。

もし、中小企業にいてもスキル等が身につかないのであればそれはもういる意味がありません。
今すぐ転職を検討し、実行しましょう。

タフさが身につく

9 Mantras That Will Keep You Mentally Strong in Tough Times | Inc.com

中小企業は仕事量がとんでもないです。
それ故に時間的拘束もやもなしです。
私の20代は仕事ファーストの若手時代でした。

そんなに日常を送っていると自然とタフになります。
人間は怖いもので環境適応力がえげつないです。
最初は辛くても、時間が経てば痛みすら感じません。むしろ楽しくなってきます。

嘘でも何でもなく、毎日2時間睡眠で4年間過ごしていました。
よく身体が壊れなかったと思います。

このような生活を50代になっても出来るかと言われればNOですが、30代になった今はこのタフさのおかげで色々と苦労はしなくなくなりました。

マインド教育がヤバい

Ignorance and Professional Military Education: The Case for Operational Engagement

これはデメリットで捉えてもらっても構いません。
私の場合はかなりお調子者で学生気分が残り過ぎているタイプだったので、
マインド教育は良かったです。

中小企業はやたらとマインドセットを重視します。
新卒の頃に受けた研修は今では即OUTな研修です。
やってることが軍隊研修と変わりませんでした。

そういった通過儀礼を毎年しているので、
やたらとマインドを大事にする文化が出来上がります。

例を申し上げることは出来ませんが、研修中に私がどうなったかと言いますと
・睡魔を抑えるために手の甲を爪で押し付けまくり内出血しまくっていた
・睡眠不足、疲労困憊で肺の病気になった(もちろん、今は完治)
・泣いた
いい大人が泣きました。

それくらいエゲツないマインド教育をします。

人に押し付けるのはどうかと思いますが、私のように腑抜けた奴にとっては初期のマインド教育は役立ちました。

まとめ

もう少し頑張ってメリットを書き出そうと思いましたが、ありませんでした。
どうしてもデメリットが多くなります。

中小企業にいたおかげで今があるので全否定はしませんが、
中小企業にいる価値は「スキルや経験による実力アップ」に限られます。

ただ、コスパよく実力を身につけるためにもSSRの上司が必須です。
しかしながら、上司は選べません。
なので中小企業に行くというのはリスクがつきまといます。

実力をつけたいと思うのであれば
「とんでもない業務量をこなす」
「SSRの上司」
これらの掛け合わせが必須ですが、それが叶うのは
・中小企業に行き上司ガチャを引く
・挑戦できる大企業に行く
どちらかです。今の価値観で言えば私は後者を推奨します。DeNAなどはそういった環境があります。

しかし、誰でも大企業に入れるわけではありません。そういった方は前者を選ぶしかありません。

待遇や給与などを重視するのであれば大企業一択です。
大切な新卒カード、重要な転職を無駄にしないよう慎重に意思決定していきましょう。

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