【将来性0】引っ越しバイト・作業員の辛いところ。肉体的な疲労や先輩の質の悪さだけじゃない

大手企業社員の戯言

2、3月になると引っ越しで働く人たちは大忙しです。
毎日毎日、数件の引っ越しをしても終わらない量です。
なので、この時期はバイトを入れて引っ越し作業をしている姿もよく見かけますね。

そんな引っ越しですが、
「辛い・キツイ・ヤバい」
などネガティブな言葉がよく飛び交う仕事でもあります。
働かれている人には本当にすごいです…

なぜでしょうか。
やったことのある人には分かるかもしれませんが、
やったことのない人にはいまいち実感が湧きませんよね。

と言うことで、
引っ越しバイトの辛いところを多角的な目線で解説します。

 

目次

荷物が重すぎて運べない

それなりに部活をやっていた人であっても
引っ越しの荷物を初日から悠々運ぶのは不可能です。
と言うより、運べません。

冷蔵庫や洗濯機などの家電製品が特に重く、
めい一杯の力を入れてもうんともすんともしません。

出来ることは、積荷から降ろす作業や持てるダンボールを運んでいく作業です。
肉体的にキツイ部分は任せざるおえないです。

引っ越し作業をしているのに、運べないというのは本末転倒です。
周りがカバーしてくれますが、やはり自分自身の気持ちとしてはやるせなく、辛いものがあります。

階段の辛さは計り知れない

アパートや古いマンションはエレベーターがありません。
なので3階、4階でも階段を使って運ばなければなりません。

階段をただ上り下りするだけでも疲れるのに
何十キロもする荷物を持ちながら何往復もすることを想像してみて下さい。
絶対にキツイですよね。

特に家電などは重い上に慎重にならなければなりません。
壁にこすらず、落とさないようにゆっくりと慎重に運ぶ必要があります。
拷問級の辛さと言えます。

会社都合で引かれたタイトなスケジュール

自分が作ったスケジュールに対して動くのであれば、まだ理解できますが
会社がギリギリのラインを攻めたタイトなスケジュールに従わなければなりません。

特に繁忙期は忙しいです。
1日、3件4件をやると考えてみて下さい。
「おい!このペースじゃ間に合わないから急げ」と言われることを想像してみて下さい。

ただえさえ疲労困憊の中でそんな追い討ちをされるのは疲労の極みです。
部活等の最後の追い込みに近い辛さがありますね。
それが毎日休みなく続きますからね。身体が悲鳴をあげ続けています。

格差社会を知る

引っ越しを使うのは様々な人たちです。
・貧乏大学生
・底辺社会人
もいれば
・上流家庭
・ボンボン息子
など金持ちもいます。

特に何も思わない人なら良いんですが
「これが縮図やな…」
と思い知ります。

1Rでボロボロの部屋に引っ越す人もいれば
ヒカキンのような家に引っ越す人もいます。
自分へダイレクトな痛みや苦痛があるわけではないのですが、どこか居た堪れない気持ちになります。

季節の影響が身体に響く

夏は暑い、冬は寒い
シンプルにこれです。

夏はとめどなく汗が流れますし、冬の開始前の寒さはブルブル震えます。
どちらにせよ体力が奪われます。
しっかりと体調管理をしないと、自分が使い物にならなくなります。

また皆が皆汗をかくので臭いですし、冬は冬で荷物を持つのが辛かったり痛いです。
季節ならではの辛さもこの仕事の特徴といえます。

徳の低い社員がウザすぎる

はっきり言うと、引っ越し業界で働く人たちはパワー系の方が多いです
引っ越し作業をしているので文字通りパワーもあります。

ノリもパワー系ですし、力もあります。
それだけなら良いのですが、謎のノリをかまされます。

「おい!」「しっかりやれよ!」「バカじゃねぇの」
など怒号も出す人もいれば
「なんで出来ないの?」「見てれば分かるだろ」
など教えてもないのに出来ないことに対して苦言を呈す人も続出です。

ノリや感性が合えば楽しいのかもしれませんが、
受け入れられる人が多いとは思えません。
故にこういったノリや仕事の仕方は辛いと思う人が多いです。

力はつくが、スキルが身につかない

この仕事は、他の仕事よりも圧倒的に力持ちになれます。
しかし、現代において力をつけてもそんなに意味はありません。
マンモスが歩いているわけでもありませんし、パワーはお金や名誉、地位には繋がりにくいです。

必要なのは、汎用的なスキルや需要の高い産業で求められる尖ったスキルです。
最たる例がITエンジニアや機械エンジニアのようなスキルです。
そうでなくとも営業力・知識量があれば、どの業界の会社でもある程度の需要が出てきます。

引っ越し作業というのはそういった目線で見ると、活躍できる業界が限られています。
時間を売ってお金を得ることは出来ても、合わせてスキルを得ることが困難な仕事です。
故に潰しが利かなくなってきます。これは将来を見据えたときに辛い要因になりえます。

身体を壊したら終わる

引っ越し作業をすることで力がつきますが、
身体が丈夫のままって話ではありません。

特に腰は痛めやすいです。
腰は1度痛めると、前のようなパフォーマンスが出せなくなってきます。
常に腰の痛みと戦いながら過ごすことになります。

それだけでなく、仕事としての成果も落ちてきます。
配置転換でどうにかなれば良いですが、まだ若い人にはそういった配慮もなされません。
身体を壊しやすい上に、壊したら将来性も失いかねないのは精神的な不安になりますよね。

技術進化で淘汰される職業

もう少し先の話かもしれませんが、
既に実験と検証が進んでいる荷物を運ぶ作業は引っ越しにも応用されるでしょう。

・指定の場所まで向かう自動運転
・荷物を楽々運べる機器
・大抵の荷物であれば、引っ越し者がドローンを設定して運ぶ時代

こんな時代が来ても何も驚きません。
そんな時にこの業界で働いている人はどうなりますでしょうか。
早期退職まっしぐらですよね…先細りする業界の1つと言えます。

引っ越し作業員・バイトが向いている人/向いていない人

これは答えが出ています。
「向いている人とか向いていないとか関係なく、進んでやる仕事ではない」
なので向いている人であっても、やる必要はないので考える必要はないと思っています。

正直、社会人であれば
悪いことは言いません。転職を考えても良いと思っています。

学生であっても、
他にいいバイトなんていくらでもあるのでわざわざやる価値はないと思います。

この仕事のメリットは
・力がつく
・短期で稼げる
くらいです。

力をつける用事があるとは思いませんが、
引っ越しバイトで一石二鳥なのであれば止めはしません。

しかし、短期で稼ぐことにおいては
「治験」「居酒屋のバイト」「コンビニのバイト」などもっと稼げたり、シフトをうまく組める仕事はいくらでもあります。

散々な言い方をしましたが、卑下したいわけではなく、
将来性を考えて、うまく立ち回ってほしい
というだけです。

年齢だけ重ねてしまって
取り返しのつかない状態になる前に
若ければ、違う選択肢というのも視野に入れても良いんじゃないかと。

まとめ

海外みたいに家具家電は常時するような賃貸が普通であれば、こんなに苦労しないのにね。

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