やりがいのある仕事がしたいなら、ベンチャー企業ではなく良い上司を探そう

大手企業社員の戯言

かつての私はやりがいで仕事をしていました。正確には「やりがい+搾取」でしたが、やりがいのある仕事であることには間違いありませんでした。
・仕事が楽しくて仕方ない
・プライベートよりも仕事を優先したくなる
・何かトラブルがあれば、我先に対応する
など、燃えに燃えていました。そのおかげで、今では大手企業に転職するだけのスキルを手に入れられたと思いますし、無能だった私も同年代と比較しても比較的優秀なラインにいられています。なので、仕事をする上でやりがいは大事だと思う派です。

まだ、やりがいのある仕事をしたことのない人でも何となく思うのが
・圧倒的成長
・人生の充実
・人間的成長
など、どことなく薄っぺらい言葉で申し訳ないですが、これらのワードを思い浮かべると思います。これは満たされます。
仕事でも部活でも勉強でも恋愛でも時間をかけて熱を込めていると、人は楽しい気持ちになります。人生を振り返る時もよく思い出します。なので、やりがいのある仕事をしたことのない人でも、部活や受験勉強などを思い出してみて、あの時の本気だった感じが蘇ると思えば分かりやすいです。
・仕事を辞めても続く友達関係
・「あの時は大変だったけど、楽しかった」という他愛もない話
・今後も役に立つスキル
など、部活や勉強と似たような遺産が残ります。

こういった背景も踏まえて、やりがいのある仕事がしたいと思う人もいるのではないでしょうか。もしくは、「将来への不安」「生の実感」などを求めることにより、仕事に熱が欲しいと思う方もいると思います。そんな方々に向けて、やりがいのある仕事を見つける方法をお伝えします。

目次

やりがいの定義とは

そもそもやりがいとは何でしょうか。この定義が結構曖昧な気がします。
やりがいのある仕事を経験した私が思うに
・良好な人間関係がある(特に良い上司がいること)
これが満たされれば、やりがいを感じます。
自然と仕事に自発的になり、良い責任を感じます。仕事の負荷にも屈しずにむしろ上回る勢いで仕事をします。結果、社会人としてのスキルは向上しますし、良い仲間とも出会えまっす。
特に上司と書いたのは、自分のチームの雰囲気を作るのは、あなたではなく上司だからです。上司が良い人であれば、チームの雰囲気は良いですし、活発的な組織になっているからです。

一般的な意見だと
・世の中への影響が大きい仕事
・責任のある仕事
・期待のプロジェクトに携わること
・報酬がしっかりしているとき
などを考えますでしょうか。仮にこれがやりがいのある状態だとした時に
・いつも上司にめちゃくちゃ怒られる
・影響はあるが、世の中に良いことだとは思わない
・責任はあるが、誰もカバーしてくれず、押し付けられているような状態
など、精神的に不安定になっている状態で、仕事をしていてやりがいを感じるでしょうか。恐らく負の感情が渦巻くだけで、やりがいは感じません。

やりがいを感じるには、良い精神状態というのが欠かせません。この状態さえ保てていれば、どんな仕事をしていても、ある程度のやりがいは感じます。「居酒屋のバイトにやりがいを感じる人」「道路工事にやりがいを感じる人」「数mmを大事にするような仕事にやりがいを感じる人」がいるように、やりがいというのは仕事のレベルや報酬の大きさには直接影響をしません。仕事のレベルが高くて報酬も高ければ、付加価値的にやりがいを感じるかもしれませんが、それだけがあってもやりがいは感じません。

そのため、私にとってのやりがいは、良い精神状態で仕事が臨めているような
・良好な人間関係がある
ことが非常に重要と言えます。

ベンチャー企業に行くのは、リスキーです

やりがいのある仕事といえば、ベンチャー企業を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。私はこの意見に対しては否定的です。

理由は「なんちゃってベンチャー企業が8割以上だから」です。
良いベンチャー企業であれば、良好な人間関係が築かれており、やりがいのある仕事ができると思われます。ただ、それでもやりがい搾取になることは認識しましょう。
キャッシュが充分にあるベンチャー企業なんてのは殆どないので、やりがいはあっても搾取はされます。これであればまだ良い方であり、8割以上はなんちゃってベンチャー企業です。

なんちゃってベンチャー企業というのは
・自転車操業状態
・人格破綻している社長が経営している
・社員の雇用や安全を軽視されている
・社内がギスギスしている
ような企業です。ベンチャー企業という皮を被ったゾンビ企業、ブラック企業です。
大手企業や歴史のある企業と違い、会社設立から若いので、ルール等が整備されておらず、また社長が人として終わっていることが多いです。
ベンチャー企業に行くというのは殆どがこのケースになってしまいます。なので、しっかりと見極めることが難しいのであれば、ベンチャー企業に行くのはリスキーと言えます。

良い上司は大手企業にいがち

では、良い上司はどこにいるのかという話です。答えは大手企業にいる可能性が高いです。
大手企業にいる社員の特徴は
・精神的に大人
・地頭が良い
・社会人としてのスキルが高い
というものがあります。勿論、全員がそうではありませんが、数の暴力でいる可能性が高いです。

転職する際は上司を選ぶことができます。特に大手企業だと、直属の上司が面接をすることが多いので、その時に人となりを知ることができます。また、大手企業程、入社前の見学や面談を積極的に取り入れています。そのため、より上司の人となりを知ることができます。

また、大手企業の特徴として、配置転換があります。人事異動とも言います。
これは、社員数の多い企業ができることです。今の部署や課では力の発揮できない社員を別の部署の課に異動させることですが、このタイミングで上司を変えることもできます。
もし、転職後に上司と合わない時でも、入社後の配置転換により新しい上司と仕事することができます。

良い上司の条件とは

散々良い上司と言ってきましたが、良い上司には条件があります。
・決して怒らない人
・自分のことよりもチームのメンバーのことを考えている人
・「○○(部下のこと)はできるやつですよ。成長してますよ」と外部へのアピールも忘れない人
です。特に怒らないというのは絶対条件です。

こういった上司のいるチームは必ずチームの雰囲気が良いです。かしこまった雰囲気もなく、フランクです。嫌がる人もいるかもしれませんが、プライベートの相談や休日に遊びたくなるような関係性ができています。

こんな人いるの?と思うかもしれませんが、います。今が悪いだけでそうは思えないかもしれませんが、世の中には良い人は結構います。決して、夢物語のような話ではありません。

また、こういった上司の元で育った部下は、良い上司になります。
自らが成功体験をしているので、自分が上司になったときも同じようなマネジメントを考えます。良い上司が分かっていても、そこの部署に行けない場合は、その人が教えた部下の部署を目指してみましょう。

まとめ

やりがいを求めるならいい上司探しをしよう。

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