【少しだけ変われば解決】スキルがあるのに評価されないことで悩んでいる方へ

大手企業社員の戯言

人事考課のタイミングやボーナスのタイミングは多くの方が色々と思う時です。その中でも「俺はスキルあるのに、なんで評価低いんだよ」って思う方いませんでしょうか。
・あいつはスキルないのに、俺よりも高いの?(人づてに聞いて分かる)
・女好きの上司がよぉぉ!!女ばっかり評価しやがって
・いやー、上司に嫌われてるわ
・この会社の評価基準はダメだわ
などなど、色々と考えるのではないでしょうか。

そんな、スキルがあるのに評価されずにモヤモヤした気持ちを抱えている方へ
・誰(自分、上司、会社)が間違っているのか
・どうすれば改善するのか
についてお話したいと思います。

目次

悪いのは上司です

駄目な上司ほど、自発性の不足等から問題が当人にあるようにいいますが、基本的に上司が悪いです。

もしも、その会社の景気が良くイケイケな状態であれば、評価されない当人に問題があるかもしれません。しかし、不景気であれば上司に問題があります。多くの会社が本質的に評価すべき人間を評価せずに、ヨイショしてくる人や好みで評価していった結果、良い物が生まれず、良いマーケティングができず、海外で物が売れていないわけです。その結果、多くの会社が落ちていき、景気悪化に寄与しているわけです。
もちろん、全てが上記理由ではありませんが、そういう捉え方も出来るという話です。

なので、正しいマネジメントや評価ができていない上司が基本的に悪いです。「あなたが評価されない=ダメ人間、あいつよりも低スペック」ってわけではありません。それにより、自己肯定感がなくなったり、不貞腐れるのはやめましょう。負のスパイラルに入っていくだけです。

しかし、スキルスキルと言っても何も変わりません。そう言っているだけだと、あなたの評価は低いままかもしれません。どう捉えるべきかを正しく理解し、それに伴う行動が取れるようにしていきましょう。

人と上手く付き合う能力も必要だと理解する

人と人が仕事する際は「論理的に考えて、感情で判断する」ってのが確実に存在します。その感情を動かせる人は重要です。特に上に上がれば上がるほど、感情を動かせる人は重要視されます。1チームで考えても、「相談のしやすさ」「雑談のしやすさ」といった人となりは確実に評価項目にはいっています。それがキッカケで新しいプロダクトの種ができたり、知識が広まったり、営業先の紹介、エンゲージメント向上による離職率の低下などが生まれたりします。それは直接的にお金になったり、間接的にお金になっています。

このように、人となりというのは、売上に繋がる要素を持っています。そのため、上手く付き合う能力も評価の一項目に入るべきだと考えます。

じゃあスキル評価はどういう扱いなのか

スキルで評価されるという考えは改めるべきかもしれません。大事なことは結果です。
結果を出すためにスキルがあるわけであり、スキル自体には何も価値はありません。
聖剣を扱える勇者こそ本当に評価される人材であって、聖剣を扱えない村人は評価できませんよね。
スキル自体に価値なんて全く無く、それを扱い結果を出すことに本当の価値があります。宝の持ち腐れというやつです。置いてあるだけでは何の勝ちもありません。

プログラミングスクールの流行りもあり、スキルに価値があると思い込む若者がいますが、その思い込みは結構危険です。プログラムできる価値があるわけではなく、プログラムを書いた事実に価値があります。
コードを書ける方を600万雇ったとします。しかし、事情が発生し雑務の部署に異動しました。600万円払いたいと思いますか?思わないですよね。たとえスキルがあっても、それを活かさない限り、価値は発生しません。

それでもスキルオンリーで評価してくれないことに不満を抱くなら、独立すべきです。
そこまで拘りや自信があるなら、フリーランスで仕事をもらって仕事できるはずです。自分の得意なフィールドで戦えるなら、それに越したことはありません。

健全な評価は「推進力5割、結果5割」の評価軸

人とうまく付き合うだけで頭空っぽの人間を評価する状態は健全ではありません。
かと言って、無愛想ながらスキルのある(結果は出していない)人を評価するのも誤っています。また、結果は出すけど、亀裂を生みやすい人というのも、組織力の低下による全体収益が落ちるため間違っています。

大事なのはバランスです。1番分かりやすいのは推進力5割、結果5割です。
・持っているスキルを活用しようと自ら動いている
・それにより周りとの関係を作っている
・また、結果も出している
これが最高に評価できる人材であり、推進力と結果を兼ね備えています。
・スキルはあるが、待ちスタンスである。依頼すれば結果は出してくれる
・推進力はあるが、散らかすだけであり結果が出ていない
これは一面では評価できますが、必ずしも良いとは思いませんよね。及第点はあげれますが、先程のような自ら動いて結果も出す人と比べたら必ず劣っていると分かります。

ついでに、楽天などもこういった方針であり、簡単に言えば「巻き込みリーダータイプ+結果」の2軸で評価されます。先端IT企業+大企業の両面を持つ企業でさえ、そういった評価をとっています。

 

もしも、「明らかに自分のほうが優れているのに、優れていない奴が評価されている」っていう状況であれば、「推進力8割、結果2割」といった考えを持つ上司かもしれません。もしくは、スキルがあることで評価されるべきだと考える誤った思考を持っているかもしれません。いずれにせよ、修正が必要です。自分に誤りがあれば正すべきですし、上司の評価バランスが合わないのであれば、その上司からは離れるほうが健全です。

間違っても「上司の考えを変える」みたいなことはやめてください。人の考えはそう簡単に変わりません。ましてや、自分より目上でありながら恐らく30歳を超えているような人は、絶対に変わりません。そういう人間だと割り切るべきです。

結果重視の会社に行くことは危険

スキル評価、結果評価へのこだわりが強いことで、結果重視の会社に転職するという方法があります。私はオススメしません。
・人間関係が荒んでいる
・世の中には上には上がいて、結果が出せないことに気づく
・結果重視の会社は往々にしてパワー系の会社
といったように、高確率で短期離職することになります。結果で評価される環境は副業くらいが健全であり、本業は結果5割くらいで見てもらえるほうが、何やかんや精神的にも安定します。

結果を出す力があるのに、評価されていない人は結果重視の方針を好み勝ちですが、どの会社でも活躍していきたいのであれば、結果は大事にしつつも周りとの連携も同じくらい大事だと理解して、日々の業務を行うことが評価されることへの近道です。

今の会社にいながら評価されるようになるには

この記事を見ている人は「結果を出す力はあるけど、上司に恵まれていない」って人だと思います。そんな方にオススメしたいのは
・異動する
・上司と評価についてすり合わせる
・笑顔で接する
がベターな選択肢です。どうしても上司とそりが合わないなら、異動すべきです。今の業務にこだわりがあったり、異動したら評価されないと思うかもしれませんが、評価される側に入っていない現状から変えるには、戦うフィールドを変えるのが得策です。大手企業なら異動は難しい話ではありません。そういった選択肢があることも認識しておいて損はないかもしれません。もし、そういったことが難しいのであれば、改めて上司と評価についてすり合わせておきましょう。「評価されるように頑張りたいが、何が足らないのか」と聞いてみましょう。頑張る人を無下にする人も少ないので、ちゃんと教えてくれるはずです。

そういったことを聞くのが難しいなら、普段から笑顔に接しましょう。しかめっ面になったり、嫌そうな顔をしていたり、無表情な人間というのは、評価されません。「人と上手く仕事ができない人」と思われます。逆に笑顔で対応している人を見ると逆の印象を持ちます。笑顔で仕事するだけで、
・何か話しかけやすい
・一緒に仕事をしていて苦じゃない
といった感情を抱いてもらいやすくなります。結果的に雑談が生まれたり、そこから仕事の話になったりと発展していきます。細かいことを考えずに、評価を狙うなら笑顔です。スキルがある人なら笑顔で対応して業務をしていくだけで自ずと自発性が構築されていき、結果も出やすくなってきます。評価されていない時は負のエネルギーがでがちですが、そんな時こそ、笑顔を忘れないようにしましょう。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました