SEOコンサルは殆ど詐欺師。結局は優れたプロダクトさえあれば良い

大手企業社員の戯言

私は事業会社でWebディレクター➔Webプロデューサー➔PdMというキャリアを歩んでいます。そして、新卒1年目からサイトの改善改修をし続けてきました。
・ACを上げるにはどうすれば良いのか
・CVを上げるにはどうすれば良いのか
こんなことを毎日考えては、様々な施策をしてきました。世の中の動きやWeb界隈のトレンドや事業部と調整しながら、その時その時に合った施策をしてきたつもりです。酸いも甘いも経験し、多くのことに多くのお金を使ってきました。そして、1つの結論に至りました。

投資は優れたプロダクトにすべき

ということです。人件費も開発費もプロダクトに全集中することが正解だと分かりました。一方でSEOにお金をかけるほど無駄なものはないと思っています。特にSEOコンサルに頼んで、サイトのSEO対策をする投資は必要ないと思っています。そもそもSEO対策なんてものはいらないと思っています。優れたプロダクトさえあれば、お金をかけずとも勝手に広がっていきます。
・何千万円かけてSEO対策して得られる偽りの結果
・何千万円かけて優れたプロダクトを展開した結果
どちらが、本質的に優れており、ユーザーとクライアントに結果を与え、事業の将来性があるかは議論するまでもありません。

本日はSEOコンサルなんて必要ないと思っている理由について語ります。私はSEO界隈では有名な会社にもSEO対策を頼んでいた姿も見ていますし、本当に無名なSEO会社とも関わりがありました。この界隈にいる人達の傾向も分かっているつもりです。上も下も知っているからこその話です。ただ、あくまで主観ですのでそのつもりでご覧ください。

目次

SEO対策をして検索上位をとっても意味がない

SEO対策をして検索1位を取る意味って何でしょうか。
・◯◯なら□□(自社サイト)というイメージをつける
・多くの流入を得ることで多くのCVを得て、クライアントを満足させる
こんなところではないでしょうか。

全くもって意味がありません。「Googleで調べて上位にあるサイトは1番良いサイト」と思うのは、頭を使わないアンダー層であり、お金にならない人たちです。少し前までは、アンダー層も多少はお金があったので、お金になったのかも知れませんが、これからはさらに二極化します。これからのアンダー層の流入をとったところで、何のお金にもなりません。これではクライアントは満足しません。サーバに負荷をかけるだけの存在をつれてきても、費用がかさむだけです。SEO対策をして上位表示させたところで、本当にお金を落としてくれる人たちをマークすることはできません。

また、Googleで調べるというググること自体が落ちてきています。Youtubeで調べたり、インスタで調べたり、直でサイトに飛んだりとGoogleの検索エンジンを経由しない検索がこれからのトレンドです。パイの狭まっている領域にお金をかけるなんてナンセンスそのものです。
ついでに、YoutubeのSEO対策をVSEOと言いますが、これも意味ありません。私はVSEOにも詳しいですが、VSEOこそ小賢しいテクニックではどうにもなりません。本当に良い動画であれば勝手に上がっていきます。VSEO対策で一瞬上位に上げれたとしても、つまらない、ためにならないものはすぐに落ちていきます。

Googleの検索順位に対する信用度が落ちている

SEOコンサルが下らないSEO対策で価値のないサイトを上位に表示させたり、SEOをかじった個人のブロガーが下らないサイトを上位に表示させたことでどうなったでしょうか。
ユーザーはGoogleの結果を信じなくなってきている
ということです。2000年代後半から2010年半ばまではGoogleの検索結果は良かったです。しかし、Web業界の発展に伴い、お金の匂いに飛びついたSEOコンサルの連中が本質的ではないサイトを上位に表示させ続けたことで、ユーザーは見切りをつけ始めています。

この流れは加速する以外ありえません。
「Googleの検索はあてにならなない」と大体的に言われるのはそう遠くない未来だと思っています。

パーソナライズの時代にSEOは何の価値もない

時代はパーソナライズです。Web界隈で活躍している方ならもう気づいていると思います。パーソナライズされないサイトはゴミです。そして、「パーソナライズされないサイトはゴミ」という感性があったとしても、会社の上層部はそのことに強い関心を示さないかもしれません。分からせる必要があります。そのためには
・テストマーケティング的なことでパーソナライズの重要性を説く
・何度も説明を重ねてパーソナライズの価値を伝える
・承認が下りたら開発を進める
など、とにかく時間がかかります。なので、すぐにでも取り掛かる必要があります。そんな重要で緊急な事があるにも関わらず、SEO対策なんてする必要があるでしょうか。仮にSEO対策ができたとして、流入があったとしてもパーソナライズされていないので使われません。使われないサイトにSEO対策をすることほど意味のないことはありません。まずは、これからの時代に合わせてパーソナライズされたサイトを作ることです。

SEOコンサルは結果に責任を持たず、自信をもって話せばいいと思っている

私は少なくとも10人以上のSEOコンサルを見てきましたが、10人全員が謎の自信家でした。
「これはこういうものです」
「今のGoogle的にはこれが正解寄りです」
「こうすべきですね」
など、とにかく自信ありげでした。若干ウザいと思いながらも、まぁそれで結果が出れば何も文句は言えないと考えていました。

しかし、往々にして外しており、そんな時は
「このサイトだとこういう結果になったので、そういう時は◯◯をしましょう」
「やっていることは間違っていないです。時間が経てば結果が出るはずです」
「仕組みはGoogleしか分かりませんからねぇ…」
と下らない言い訳を何度も聞かされました。

私はコンサル自体を全く信用していません。それは結果に対して責任を持たないからです。私の経験上、責任を持たない仕事ほどコミットに欠けるものはないと思っています。その最たる例がSEOコンサルです。非上場の会社に対して事業コンサルティングをしながら、自身も投資するコンサルはまだましです。まぁ少しは腹を括っている感はあります。しかし、SEOコンサルは違います。結果に対して「Googleの仕組みは結局わからない」という逃げ道があります。だからこそ、SEOコンサルは信用ならないと思っています。

SEOコンサルの経歴がまともじゃない

しっかりとSEO界隈で活躍し続けている人は別です。私が言っているのは中小ベンチャーにいるようなSEOコンサルです。もしくは、謎に名前だけ売れているようなSEOコンサルです。先程、10人以上のSEOコンサルを見てきたと言いましたが、ちゃんとした経歴だったのは1人だけです。残りは味噌っかすです。
・社会人からSEOコンサルに入った
・行くあてがなく、どこでも拾ってくれるようなSEOコンサルでテレアポしている
・「◯◯のSEOコンサルをしました」と言いながら、大したことない
など、まともじゃないです。

経歴に傷があるからダメとは言いません。しかし、傷がある人は往々にして結果を出しておらず、結果を出しているという人はそう見えるだけで全然大したことないです。

俺の方がSEOに詳しい

これは人によって異なるかもしれませんが、Webプロデューサー辺りまで到達すると、そこらへんのSEOコンサルよりもSEOに詳しくなります。また、事業会社の巨大なWebサイトを運営しているので、常に最新のSEO状況が分かります。

コンサルティング界隈は情報が更新されていなかったり、しがないサイトのSEOを解析した結果を口八丁手八丁で語ってきます。そんなしょうもない情報よりも、自身がサイト分析をして得た知識とセミナー等で得た知識を照らし合わせて、正解を出す方が100倍正しいです。

優れたプロダクトがあれば認知は広がる

私がSEOコンサルに何千万円も払いたくない理由は、そこで獲得した偽りのユーザーよりも優れたプロダクトを作って集めたユーザーの方が100倍価値があるからです。
かつてのWeb界隈は優れたプロダクトを作っても認知を拡大させるにはかなりの時間を有しました。しかし、現代は違います。
・SNSの発展
・コモディティ化が進んだことにより、優れたものを欲する欲求
・コスパへのこだわり
これらが強く根付いています。良いものを欲する気持ちが高まっているので、そういったものがあれば、「俺が見つけた」と言わんばかりにSNSで共有されていきます。要するに、優れたプロダクトはしっかりと広がる仕組みになってきているということです。こちらがお金をかけずとも、勝手に認知拡大が図れます。

Web界隈で活躍する人ほど、口コミをバカにしません。むしろインターネット上で
・デジタルマーケティングをする
・アフェリエイトをする
・SEOをする
なんて下らないことをするよりも、良いものを作ってリアルで口コミされることを大事にします。昔はそれを説いても、広がるまで時間がかかるため理解されづらい状況でしたが、今はちゃんと広がります。だからこそ、原点回帰と言わんばかりに良いプロダクトをしっかりと作ることを大事にしています。

まとめ

シュリンクがほぼ確定しているSEO対策なんかするよりも、プロダクト開発をすべきです。

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