「Fランの俺、今の会社で骨をうずめることを覚悟」
「Fランから上場企業に入れただけでよくやってるよ俺」
「転職とかよく分からない(´・_・`)」
…
そんな感じで大手企業への転職を諦めていないでしょうか。
そもそも考えてもいなかったりするんではないでしょうか。
Fランから大手企業に転職した私から申し上げると「諦めるのはまだ早い」です。
もし20代、30代ならまだ可能です。Fランだからって大手企業に転職できないことなんてありません。
今回はFランでも大手企業に入れるということを説明します。
転職検討者のかたは一読してもらえればと思います。
目次
Fランでも必要なステータス
全員のFランは救えません。それは先に申し上げます。
FランはFランでも特定の条件に当てはまるFランであれば大手企業への転職が可能です。
・20代、30代前半である
・専門スキルがある
・役職がついたり、仕事をかなり任されている
・仕事が楽しい、やりがいがあると思っている
・社会人になってから、学びの機会が多くなった
これだけ?です。あくまで私の肌感ですが、学生時代はダメダメなかたも社会人になってから立派に働かれていたりするので、社会人適正が高くて活躍している人は一定数いる印象です。なので、この条件に当てはまる人もそこそこいると思っています。そんな人であれば大手企業への転職は可能です。
知らないだけで、市場価値は高い可能性があります。適切な準備をすれば問題ありません。
・今の企業が居心地が良いから
・なんか頼られてるし、頑張らないと
こんな感じで、言い訳や自分への納得を作ってはいけません。
Fランでこのタイプの人は良い人が多いので、感情的な要素で留まることが多いです。しかし、それは良くないです。華やかな人生を作れるチャンスを逃しています。そこは自分大事にして、動くべきです。
と言うことで、具体的にFランのかたが大手企業に転職する方法を解説します。
中途採用における大手企業の採用基準は決まっている
採用には新卒採用と中途採用があります。この2つでは採用基準が異なります。
そして、中途採用の方がFラン有利です。
大手企業は新卒で基礎能力の高い学生を集めて、育てていきます。
育成能力自体は高いので全体的に能力の高いかたが出来上がるわけですが、
・スペシャリスト人材
は育ちにくい環境にあります。それは多くの方が総合職採用であることも要因です。
しかし、スペシャリスト人材が必要な時代です。時代の移り変わりが激しく、外資の参入も増えてきている中で、競争が激化しています。
それに対応するには、今のプロダクトではなくバージョンアップしたプロダクトや新プロダクトが必要です。そんな大手企業が増えてきています。
なのでご察しかと思いますが、大手企業が求める中途の人材は
・専門スキルを持っているかた
※今はIT需要が段違いに高い
・業界、専門スキルを理解し、プロダクトの設計能力があるかた
です。このいずれかの能力があるかたは大手企業への転職が可能です。
大手企業はそういった人を求めています。
実際にDodaで大手企業の条件で絞り込みをしてみると
全体件数 :8,120件(2020年12月時点)
技術者求人数:約7,000件
→IT:約3,300件
営業職求人数:約1,000件
になります。
新卒では多くのかたが営業になるにも関わらず、中途ではこの状態です。いかに技術者が求められているかが分かります。
書類通過するFランはこんな人
まず、中途採用において大手企業は
・学歴は重視していません
・その代わり、社会人らしい文章能力があるかで基礎能力を確認します
・何よりもスキル、何をしたかを大事にしています
中途採用になれば学歴なんて関係ありません。新卒で総合職を採用するには基礎スペックをみるために学歴は指標になります。しかし、中途は別です。
東京大学出身かぁ。地頭は良さそうだけど、何をしてきたのかな。
早稲田ね。ポテンシャルはありそうだけど、業務ではどういった活躍したのかな
という感じであくまで何をしてきたか、何を持っているかです。
学歴があっても大した経験をしていなければ、「学歴だけのタイプじゃん」という評価で落ちます。
なのでFランだから無理!なんてことはありません。
最も大事なことは何をしてきたのか、何を得たのかです。
そしてそれがきちんと伝わる文章で書かれている必要があります。
私もFランなので分かりますが、基礎能力はそこまで高くないです。なので綺麗な文章を書いたり、分かりやすい表現をするのは練習しておかないと失敗します。
この辺りは添削してくれるサービスや自分で何回も見直したり、ネットでテンプレを見たりして学びましょう。
そして、具体的にスキルと経験についてですが、
・大手企業の採用担当はあなたの細かいスキルを完全に理解できる可能性は低いです
なので、スキルの話はきちんと記載しつつも、その大手企業でやっているサービスや技術に対して何が出来るのかで記載すると良いでしょう。
それは、企業が目指している方向や課題に感じているんじゃないか。というのを予測して書けると採用側はイメージがしやすいです。
また、小賢しいテクニックですが、いくら技術よりやサービスよりの採用であってもパーソナリティは大事です。人なので嫌な人や合わない人とは仕事したくありません。
写真の出来、文章から分かる意欲さなどは意識しましょう。
大手企業の書類通過率
良い履歴書、職務経歴書を作れたとしても通らない可能性の方が高いです。
なので変に落ち込んでも仕方ありません。基本的には落ちるものだと思って、色々な企業を受けましょう。
こちらに大企業と中小企業の書類通過率があります。
【書類選考通過率の比較】
大企業:10~20%
中小企業:20~30%
ベンチャー企業:20~30%
参考:転職の旅
大手企業は大企業の中でも厳選された会社たちです。大企業でも10%〜20%なので大手企業は一桁台です。
10%をきってくるのでかなり低い確率です。通らなくても落ち込みは不要ですね。
履歴書の作り方
ネットで探せばいくらでも出てきますが、私のほうでもオススメしておきます。
私からは人事目線で何を見ているのかを記事にしているものです。
具体的な内容よりも押さえるポイントです。
参考:ミドルの転職
作った履歴書に不備がないかをチェックするのにご利用ください。
面接を突破する方法
晴れて、書類通過をしたFラン生は面接に臨みます。
ポイントは
・面接は準備10割
・大手企業だと適性検査Iを実施している企業もある
です。
書類通過したということは、あなたがやってきたことやスキルは認められているということです。
自信を持ちましょう!
その調子で面接も突破していきたいものですが、ここも難所です。
ただ、準備をするか否かです。準備をしなければほぼ100%落ちます。
それくらい、面接というものを忘れてしまっています。
「普段社会人生活しているから、社会人相手と話すのは大丈夫」
なんて思っていると痛い目をみます。
実際に面接から内定まで出る確率は15%です。
参考:マイナビ転職
せっかくの書類通過を果たしても、またもやという感じですね。
対策必須だと分かっていただけたかと思います。
面接は準備10割
では、具体的に何をどのように対策するのか。
答えはありませんが、Fランの私が中小から大手企業に転職した実績を基にお話しします。
・聞かれそうな質問を押さえておく
・一人面接で練習
これだけです。これだけなのですが、これにかなり時間を費やしました。
面接毎に前日までに10時間、当日2時間は使いました。
まずは「聞かれそうな質問を押さえること」について。
これはネットで調べました。その結果、こちらを利用しました。
参考:マイナビ転職
ここにある内容はほぼ網羅しておきました。会社ごとに聞く内容は異なりますが、私の場合は聞かれたことの内7割はでました。その中でも何をやっていたのか、何が出来るのかは深堀されました。
そして「一人面接」について。
これが超重要です。初めて一人面接をやってみたのですが、言葉がつまったりして全くうまくいきませんでした。もし、それが本番だったら確実に落ちていたと言えます。
私は一人を何度も何度もやりました。
・各質問毎につまらずに言う
・各質問毎の答えが答えになっているか、流れが出来ているかを確かめる
・各質問の答えを1分以内にまとめる
・声色や表情など豊かにする
・本番のように喋る
これを徹底しました。これは本当にオススメです。
Web面接について
コロナ禍においてWeb面接が増えています。マイナビの調査によると
・Web面接企業は毎月増えている
・2020年7月時点で43%がWeb面接を実施している
と出ています。
参考:マイナビHP
大手企業ってこういった取り組み遅いでしょ。と思いがちですが、大手企業こそ早く取り組みます。なぜなら、大手企業として感染症対策に取り組んでいる姿勢を見ている人は大勢いるからです。
Web面接の満足度も高いので、これかもWeb面接は増えていくでしょう。そうなると対策は必須です。
私は最終面接以外をWeb面接で済ましました。やってみて分かったことは
・対面よりも緊張しないので、気張らずに
・当日に接続不良などごちゃごちゃしないようにセッティングは完璧に終わらせておく
・私はスーツを着ました
くらいです。正直、そこまで何かする必要はありません。なのでWeb面接に対して変な緊張などは持つ必要はないと言えます。
大手企業だと適性検査を実施している企業もある
就活生の頃、やりましたよね。大手企業に転職するならまたあるかもしれません。
私は受けました。
改めて整理すると「能力適性」「性格適性」の2つがあります。性格適性は特に対策不要ですが、能力適性は対策必須です。
大手企業が適性検査を実施する割合ですが、正確な数値はありませんでした。
しかし、確実に50%以上の企業は採用しています。
DodaとSPI公式ページから調査したところ
適性検査導入率:51%
適性検査導入に伴う企業規模×導入率:従業員数が多い会社の方が実施している
※1001名以上:90%、300名以下:55%
という結果がが出ました。
これより大手の方が導入率が良く、中途ではそもそも50%が導入されていることが分かります。
要するに大手は確実に50%以上の導入率です。
就活生の頃に1度やったことがありますので、分かると思いますがFラン生にとっては対策必須です。こういったことは苦手ですからね。
企業毎に選考フローが開示されていることが多いですが、適性検査がある場合は事前に勉強を済ませておきましょう。
私は以下を使って練習しました。
参考:マイナビ2022
就活生向け
就活生向けはこちらにまとめました。
まとめ
大手企業への転職は狭き門ですが、頑張ってください。
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