【やめとけ】大手企業からベンチャー企業に転職する際に考えておくこと 

国内就職・転職系

もしかして「今の企業(大手)を辞めて、ベンチャーいきたいな」って思っていますか。
結論から言えば、やめておいた方が良いでしょう。

本日は大手企業からベンチャー企業に転職を悩んでいる人が思いとどまるような内容を書いていきます。最後に決めるのはあなた次第になりますが、私は大手企業からベンチャー企業への転職は非推奨派です。そういった奴の意見を聞きながら改めて熟考してもらえればと思っています。

目次

失うものをリスト化してみよう

大企業からベンチャー企業

既に1度考えているかと思いますが、もう1度考えてみましょう。
大手企業にあって、ベンチャー企業に無いもの。
大手企業で得ていたであろうもの、ベンチャー企業には無いもの
大手企業では享受できていた制度、ベンチャー企業には無いもの
色々な切り口で考えてみましたでしょうか。

私が書き連ねる内容を全て考慮されているのであれば、問題ありませんが、
もし新たに発見する事実があればご参考に下さい。
・お金(転職年収も下がることながら、生涯賃金は数千万円単位で下がる)
・休日(ベンチャーにとって休むことは重要視されていない)
・余暇の時間(息抜きや交際に割いていたオフタイムの時間はないと思っていいでしょう)
・健康(肉体的にも精神的にも辛くなることはほぼ確実でしょう。それにより健康を害すこともあります)
・名誉、地位(くだらないことですが、あなたに紐づくブランドは失われます)
これらを捨てることは出来ますか。

捨ててまでベンチャーに対して魅力を感じるのであれば問題ないかと思いますが、そうまでして成し遂げたいことなのかを今一度再考してもらえればと思います。

社内ベンチャー制度ではダメなのか

大企業からベンチャー企業

最近の大手企業は社内ベンチャーという制度を設けています。
社内にある潤沢なリソースを用いて、事業を作っていくものです。
個人的には、お金も人も限られたベンチャーよりもよっぽど良いと感じます。

確かに社内ベンチャーと言っても、稟議が長かったり、社内にある既存のビジネスの枝分かれのようなことをすることになりがちです。
しかし、ベンチャーで実現出来る大きさや影響力を考えたら充分我慢できる範囲です。

もし、「世に影響を与えるサービスを出したい」といった目的であれば、ベンチャーに転職することは、むしろ悪手です。ベンチャーに希望を持ちすぎています。大手企業の社内ベンチャーの方がよっぽど良いものができます。

その転職は明確なキャリアプランの上に立ったものなのか

大企業からベンチャー企業

人それぞれのキャリアプランなのでケチをつける気はさらさらありません。
しかし、アドバイスだけさせてください。
それは道筋の立ったキャリアプランでしょうか。
ベンチャーにいくことが目的になっていませんでしょうか。

自分の中での道筋があって、その上でどうしてもベンチャーでなければならない場合はベンチャー企業への転職もアリです。
ただ、私が思うにそういうケースってかなり限られています。
よくよく考えてみたらベンチャーである必要がないことの方が多いです。

また、転職したいベンチャー企業がキャリアの最後ではないでしょう。
最後であれば良いかもしれませんが、また転職する時がくるはずです。
その時の転職先は限られています。そういった想定もした上で考えましょう。

キャリアプランは作ったもののベンチャー企業を挟んだせいで実現不可能なキャリアプランになることもしばしばあります。
その辺り、しっかりと自分の人生と照らし合わせながら決めてもらえればと思います。

ベンチャーでの生活を想像してみよう

大企業からベンチャー企業

現在、大手企業でどういった生活をされているかは分かりませんが、他の人と比べれば良い生活でしょう。
しかし、ベンチャー企業に転職してそれが続けられるかは別の話です。

ベンチャー企業に在籍していて成功したり、充実した生活をしている人は日夜仕事のことを考えています。
仕事のことを考えたくて仕方ないんです。
その思考がベースになるので、それに沿った生活になっていきます。
必要であれば朝活をしますし、トラブルが起きれば近くのカフェに入って作業です。
夜に起こされることもあります。次第に通勤が辛くなるので、会社の近くに住み始めます。
そこで浮いた時間は勉強時間などインプットの時間に変わります。
休日も仕事がしたいので、お金が出なくても勝手に手が動きます。

そういった、全ては仕事に通ずる…!!ようなライフスタイルになります。
キラキラしたイメージを持っているのであれば絶対に止めた方が良いです。

ベンチャー企業こそ泥臭い青春的な感じです。
イメージで伝えると受験シーズンの高校三年生と一般的な高校二年生です。
日夜受験勉強をしていたあの頃がベンチャーにいる時の肉体的・精神的疲労です。ベンチャー企業の離職率が著しく高いのも頷けましたでしょうか。

通用しなかったら…後戻りできないよ

大企業からベンチャー企業

結論から言えば、恐らく通用しません。
どちらも体験した身から言って、大手企業で学ぶ5年はベンチャー企業の1年半です(ベンチャー企業で必要になるようなスキル)。

そもそも、大手企業とベンチャー企業では求められるスキルが違うので、培われていくスキルも異なります。
マクロ重視の大手企業社員とミクロ重視でマクロも意識するベンチャー企業社員といった感じです。

そういった背景も踏まえて、恐らく通用しません。
そして、その後どうなりますでしょうか。
大手企業に戻りたくても戻ることは出来ません。
大手企業出身者であってもベンチャー企業で通用しなかった人材は「あ、仕事は出来ないタイプだ」と認定されるので、良いベンチャー企業へ転職するのも難しいです。

転職でキャリアアップと言われる時代になってきていますが、それは成功者の話です。
失敗している人は今まで通り、階段を下っていくキャリアプランになります。

これは人間の性と言うのでしょうか。
●●(大手企業)の〇〇さんの時は周りも良くしてくれていたのに、転落した〇〇さんには誰も興味を持たなくなります。
人も寄り付かなくなってきます。要するに文字通りすべてを失います。

ベンチャー企業に行くよりも起業した方がよっぽど良い

ベンチャー企業に行きたいということは
・変革者になりたい
・インパクトのあるサービスを出したい
など、前向きな気持ちが心の奥にあることが多いです。

そういった気持ちがあるにも関わらず、
良さそうに見えるベンチャー企業の軌道に乗るのってどうなんでしょう。
どこか一貫性のなさを感じませんか。

大手企業からベンチャー企業に行きたいというのは「安全の上で挑戦したい」という状態です。
本当に良いサービスを出す人や影響を与える人というのは、その戦い方をしません。
安全の上で挑戦しようとしている時点で負けています。大した結果は出ないでしょう。

本当に心の底から思うのであれば、戦い方は変わります。
今のポジションを活かしながら最大限に挑戦できる方法を選びます。
賢さと行動力を兼ね備えた最も良い選択が出来るはずです。
要するに、大手企業で仲間を集めて投資家or融資により起業する方向です。

再度申し上げますが、大手企業からベンチャー企業に転職する時点で負けています。
やり方も違いますし、メンタル面でも既に敗者です。

まとめ

挑戦の意味を履き違えないように。計算のない転職は挑戦ではありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました