このWebディレクター。とても面白い仕事なんです。
何故なら、裁量がとても広い上にビジネスの中心で仕事をすることができるからです。
営業のように「●件獲得」「●●●%達成」といったわかりやすい指標があるわけではありません。
・扱うサイトのACやCV
・リリースした案件数
・プロジェクトのリリース
・エンゲージメント
など色々あります。その上、Webディレクター毎に責任範囲が違うので、必ずしも決まった目標にすればいいわけではありません。
しかし、嘆いても仕方ありません。
期ごとに目標設定がありますし、それによって昇進や昇給の判断が下されます。
また、あなた自身が成長しているかの確認もしなければなりません。
要するに良い目標はあなたの成長とキャリアにとってとても重要です。
良いWebディレクターを目指す方はぜひ参考にしてみてください。
目次
結論から
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事業の成長に寄与出来ているか
Webディレクターと一言で言っても様々です。
事業に近いところで仕事をしている人もいれば日々のAC数を求められる方もいます。
開発専門で管理する方もいます。
しかし、どんなWebディレクターであっても根本の思いは事業成長です。
事業の成長を考えられるWebディレクターはどの仕事をしていても、取り組み方が違います。
私はどんなWebディレクターにもそういった意識を持って欲しいですが、
「具体的にどんな目標を立てるの?」
ってなりますよね。
これについて、どんなWebディレクターでも参考になるよう、詳細にお話しします。
新人
どんな方も最初は新人です。
色々と教えてもらいながら進めるフェーズです。そんな方は
・先輩Webディレクターの補佐
・小さい案件の対応
がメインです。この時点では事業を担うサービスの対応はありません。
そのため、この頃から
事業に直結するようなことを目標に置いたりサイトの数字を目標に置くことは適切ではありません。
意識があるのは良いですが仕事内容と目標がミスマッチしています。仕事内容に合わせた目標設定が適切です。
あなたを評価する方も新人の頃から事業の成長に直結するようなことを期待はしていません。
与えた仕事を確実にこなすことを期待し、それが評価とななります。
その目標設定が将来的に価値ある人材になることを理解されています。
その上で少し背伸びした目標を絡めて達成してくれることを期待しています。
その上でよくある目標設定は
といったところでしょうか。
「◯◯のために◯◯する」のように目的と目標が繋がるように書くと分かりやすいです。
また目標については
・他人の判断に依存しない
・定量的
この2点を意識すると良いです。
◯◯さんから◯◯と言ってもらうなど他人に依存した目標は評価する側が達成したかの判断がしづらいです。
もう一点意識するところは業務理解とは別にコミュニケーションに関する目標です。
Webディレクターは関係を構築しながらおこなう仕事です。
自社にいる先輩方と積極的な交流を図る姿は独り立ちして困った時も周りに助けてもらえたり解決に向けて動けると判断され、良い評価に繋がります。
サイトWebディレクター(初期)
あなたもWebディレクターとして1サイトを任され始めました。
ここからは全ての案件を責任持って進める立場です。仕事は多岐に渡ります。
・案件の管理
・数値の管理
・各チームとの交流
・事業部(営業)との案件調整
・各種報告
などやることだらけです。
最終的には完璧にこなしますが、初期から完璧にとは言いません。
PDCAを動かしながらその姿に向かうことが重要です。
評価する側はそういった姿を評価します。
また、この頃から事業の成長に関することに携わることができ始めます。
なので目標設定も様々な形で設定できます。
こんなところでしょうか。
目的どうこうよりも目標の妥当性とコミットできるかをみられます。
そしてその目標はサイトに対するものです。
その為、サイトの数字や案件の管理能力を目標に置くと良いでしょう。
一方で今後の成長を強く意識する部分として、お金に関する部分も盛り込むと良いでしょう。
Webディレクターは膨大な開発費を使うことになるので、
その開発費をコスパよく使いながら、支出を減らすことができれば立派なものです。
サイトWebディレクター(中期以降)
数年経ち案件管理も慣れてきた頃でしょう。
あなたも次のフェーズを意識した目標設定が理想です。
それはよりお金を意識した目標です。また自分と一緒に働くメンバーの成長です。
一方で新規プロジェクトの担当も任されたりしてきます。そういった面で考えると
自分の成長ではなくメンバーや事業に重点を置いています。
くさいことを言うわけではないですが本質的に昇進していく人は常に誰かのために動いています。
それが巡り巡って自分の成長につながることが分かっているからです。
自分の目標も多少なり入れつつも自分の上長の仕事を巻き取るような目標が良いでしょう。
多くの人はここで止まります。止まる人はずっと止まります。しかし次に進む人はささっと次に進んでしまいます。
自分に難しい目標を掲げてそれを達成していくような流れが組めれば次のステップに進めるでしょう。
横断(複数サイト)リーダー
ここまできたら出世ルートの仲間入りです。会社からも期待枠に入っています。
恐らく今までのポジションはこの人に評価をされています。
そしてこの人はさらに上の責任者からの評価になります。
この場合、何か良い目標が決まってはいません。
その会社毎、部門長毎に色が出ます。それに合わせた目標が必要でしょう。
日々、部門長とのコミュニケーションをする中で求めていることを察知したり事業部長との話で目指していることを理解してその掛け合わせて目標を策定すると良いでしょう。
ただ、目標を上手く捉えて達成していれば良いわけではありません。難しいですよね笑
評価する方はあなたが受け持つチームの雰囲気や離職率、メンバーの成長具合をみています。
そしてあなたとのコミュニケーションをする中で受け答えをみています。
定量的な目標とその達成率をみる指標から定性的な判断に移ります。
そのため、「この目標設定なら完璧」というものはありません。
それよりも1日1日の動きを意識して行動していくようにしましょう。
目標を達成するコツ
Webディレクターに限らず、目標を設定にしても達成できない人が多くいます。
一見、目標策定に問題ありそうですが、そうではありません。
もっと手前に決めなければならないことが決まっていないからです。
それは「どうなりたいか。どう生きたいか。何をしたいのか」など気持ちの根源を見つめ直すことです。そこが定まっていないと納得感のある目標設定が出来ず、良い仕事に繋がりません。
しかし、これは非常に難しいです。
「私は家庭を持ち平和に生きたいです」
「子供に幸せになってほしいです」
「金持ちになりたいです」
など気持ちの根源はざっくりしたものです。
ここからブレイクダウンさせていかなければなりません。
ただ、結論を言ってしまうと私生活に寄った目標だと
どこまでいっても納得感のある目標設定は出来ません。
故に一流のビジネスマンにはなれません…これはそういうものです。
スポーツでも勉強でもどの領域でも一緒ですが
根源の気持ち=その領域、仕事に関することになっている
こんな人には敵いません。
Webディレクターで言えば
・○○(自分が受け持つサイト)を日本No.1にしたいです
・新サービスを作って世の中を豊かにしたいです
・一緒に働くメンバーがより豊かに仕事が出来るような環境を作りたいです
などを本気で思っている人には敵いません。
目標が同じでもそれを達成しようとする気持ちや行動が違います。
根源の気持ちは明日から変わるものではありません。
日々の蓄積で出来上がった考えです。また、それは正しいとか間違っているとかありません。
「その人が良いと思っていればそれで良い」というものです。
そんな根源の気持ちを見つけるコツは
・適切な目標を叶えながら、気持ちいいと思えることを探す
・良い先輩の元で働きながら見つける
多くはこの2択のどちらかです。そういう意味もあり適切な目標設定を勧めています。
まとめ
一流のWebディレクターになろう!
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