顔採用のメリットとデメリットを真面目に考えてみる。大手企業の顔採用戦略は令和時代にアタリなのかハズレなのか。

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私は顔で徳をしたことがないですが、顔採用自体は推奨派です。
何となく、顔採用したほうが良さそうな気がしているからです。

ただ、何となく感が強く、真剣に顔採用については考えてはいませんでした。
だからこそ、顔採用のメリットやデメリットを真剣に考えてみたいと。

 

ということで、本日は令和時代に顔採用をすべきなのかそうでないのかを真剣に考えてみます。

 

目次

顔採用によるメリット

顔採用のメリット

まずは現状把握からしていきましょう。
ということで顔採用のメリットから洗い出していきます。

・社内の士気が上がる
・対人業務に長けている
・美男美女はポジティブ経験が多く、周りを巻き込む力があるのではないかという説がある
・コミュニティが多く、仕事に活かせることもある
・社内婚の促進に繋がり、旦那に理解のある奥さんになる(逆もあるかも)

この辺りじゃないでしょうか。良いメリットが多いですね。それぞれについても説明を差し上げます。

社内の士気が上がる

1番イメージがしやすいですよね。「顔採用された社員がいることで、社員の士気が上がる」なんて聞くと嫌悪感を示す人もいますが、それは間違っています。
現に多くのビジネスでは見た目を利用した収益モデルが数多く存在します。
これもその一環にすぎません。

人間が仕事する以上、やる気といったメンタル状態はかなり大事です。人を機械のように扱う会社が伸びなかったり、多くの問題を抱えるのは、メンタルに関するケアがされていないからです。
人は良い環境で仕事をすれば能力以上の力を発揮しますし、自発的なPDCAにより更に成長し、良い成果を出すものです。
その動機は何でも良いんです。
・社内の可愛い社員に好かれたい
・自社ビジネスにプライドがあり、大きくしたい
・仲間と本気で楽しく仕事がしたい
など、何でも良いんです。その1つに顔採用された社員がいることでやる気が上がるのも入ります。

社員の士気を上げるために、顔採用するのは実に合理的と言えます。

対人業務に長けている

顔採用された社員が座っているだけで20万も30万も貰っていては流石に問題です。
きちんと仕事をしてもらわなければなりません。

仕事をしてもらうにあたり、向いている業務といえば対人業務です。
持ち前の見た目を活かして活躍してくれるイメージが付きやすいものです。

実際に美女は可愛がられるので、多少のミスやゴリ押しも通用します。
また、そもそも美男美女であることで多くの人とコミュニケーションをしてきた経験があります。
相手の細かい表情や仕草で何を考えているのかやどうしたいのかを読み取る力は高いと言えます。

これに関しても顔採用をすることで売上が見込めることもありえます。

プライベートのコミュニティを仕事でも活かせるケースがある

美男美女であることで多くの人から好かれます。人柄も良ければ多くのコミュニティを持つでしょう。
社会人になってから、仕事以外でのコミュニティはとても大事です。
・情報収集
・新しいクライアント候補
など、その人の成長を促進する要素と会社へ貢献する可能性も秘めています。

会社としてプライベートの関係に対して、営業をしろとは言いませんが、手札として考えれるのは選択肢の幅を広げます。

社内婚が起きることも!?

仕事のパフォーマンスはメンタルに依存する話はしましたが、これも同様です。
企業は結婚相手が変な人で無用なストレスを抱えてほしくないと考えます。
・婚約者の仕事内容に理解がある
・相手のことをよく分かっている
・職場のことをもよく分かっている
・実はとんでもない爆弾を持っている人だった
これらがクリアになっていることは、大事なことです。
また、暫くは双方働く選択をしますが、その際にも同じくらいの給与なので、金銭面のトラブルや不満も起きづらいです。

いずれ結婚することを考えれば、どこぞの馬の骨を拾ってくるよりも、社内で結婚してくれうほうが圧倒的に安牌でしょう。

顔採用によるデメリット

顔採用のデメリット

顔採用によるデメリットを考えたことはありますでしょうか。
当然、メリットがあればデメリットも存在します。

という事で、顔採用によるデメリットも考えます。

 

・能力が低いことが多い
・見栄を大事にするので、社員同士で無意味な軋轢を勝手に生む
・性格が壊滅的に終わってる美男美女もいる
・お局化(つぼね)がある
・企業イメージが悪くなる

 

この辺りじゃないでしょうか。
これについても良さそうな話題をピックアップしてお話します。

能力が低い人が多い

対人業務においては円滑なコミュニケーションを生むことは出来ますが、他の能力は低いことが多いです。
やはり、総合的に高い能力を持っている社員と顔採用された社員では能力差が歴然です。
話の理解力、知識量など業務における能力が全体的に低めです。

 

また、社内でおこなわれる重要な意思決定や綿密に練るマーケティング戦略など会社で行われることは全てロジカルなものです。
しかし、顔採用された社員はロジカルシンキングがとにかく苦手です。「経験的に」「聞いた話によると」「感覚的に」など、主観ゴリゴリの話になってしまいます。

お局(つぼね)化

若い内はフレッシュで何にでも積極的です。また、持ち前の見た目を活かして良い成績を残すでしょう。
しかし、年齢を重ねるとそうはなりません。
・同じように顔採用された若い社員に嫉妬して、マイナス的なことをする
・若い頃よりも動きが悪くなる
・成績が残せなくなってくる
・口だけ大きくなってくる
など、不良債権化します。

たいして頭も良くないので、大きい仕事を任せられるようにもならず何とも扱いづらい人になってしまいます。

企業イメージが悪くなる

サイバーエージェントに良いイメージをお持ちでしょうか。
少なくとも私は良いイメージがありません。何人か知人がいるので更に良く分かっています。
見せ方などは上手いが、実態が伴っていません。

その最たる例が顔採用された社員たちです。
可愛い社員たちがたくさんいることが良いと思う人もいますが、普通にビジネスをしている人からすればとてもじゃないですが、良いとは思えません。
実際にサイバーエージェントなどの顔採用に対して苦言を呈す人は少なくありません。

顔採用などで実態の伴っていないビジネスをするといずれメッキが剥がれてきます。

特に対ユーザー向けのビジネスモデルを組んでいる企業は気を付けたほうが良いでしょう。

令和時代にメリットはメリットになっているのか

顔採用は良いか

今までの日本であれば顔採用によるメリットが活かされていました。実際にサイバーエージェントはそれで上手くいっている一面もあります。

しかし、令和時代に顔採用はメリットと言えるのでしょうか。
これからの日本を予測することでその答えを導き出します。

対人業務の価値が薄れている

IT化の促進により世の中は合理的で効率的なモノを求めるようになってきています。
また、外国企業の参入によりその感覚がより一層進んでいます。
外国製の安くて良いものと営業力で繋いでいる関係性から提案される高価な商品
生き残るためにどちらを選ぶかは明白です。

 

既に対人業務はなくなりつつあり、これからはさらになくなっていくでしょう。
要するに営業職や接客業の価値はかなり低くなります。

生き残る営業は「現在、高年収の仕事をしている営業の特徴を持つ営業」でしょう。
粘り強さや付き合いなど心理的な要素よりも本当に良い提案のできる営業です。

そうなると顔採用の営業や接客を雇う価値はあまりないと言えるでしょう。

結婚に対する考えが変わっている

既に変わっていますが、これからも変わっていくでしょう。
日本の少子高齢化をみれば明白ですが、賢い人ほど子供を産みません。
そして、これからもこの状態は変わらないでしょう。むしろVRの成長や趣味の幅が増えていくことで、結婚の価値自体も下がっていきます。

 

また、日本は不景気でこれからも不景気です。余裕がなくなってきます。物理的に結婚を視野に入れることの出来ない人が増えてきます。

顔採用のメリットとしてあった結婚の促進をしても、結果がでなければ、それはメリットと言えなくなります。

ファンビジネスが進む

現在だとYoutuberなどのインフルエンサーが例に挙げれますが、これが進んだ先は人を囲い込んで内輪で楽しむ形です。オンラインサロンが近い形でしょう。

この形式で強者となるのは「顔が良い人&賢い人」です。現在いるような顔が良いけどあまり賢くない人は生き残れません。

 

そういった意味では、顔採用によるメリットは残されています。
しかし、顔も良くて賢い人でなければなりません。顔採用によりリアルの対人業務を企業相手にしてもらっていたのが、ネットを介した対人業務をユーザー相手にする形だと可能性があります。

今だと局アナが近い形でしょうか。

営業などで採用するよりも対ユーザー向けの広告プロモーション用の採用になるでしょう。

専門性のある人材の価値が高騰

日本もやっとという感じですが、専門性のある人材へのスポットが強くなっています。
現にコロナ禍という未曾有の状態で求められる人材はITエンジニアがダントツのトップです。
次点では施工管理や機械エンジニア、経理職など専門性のある仕事です。

そして、営業職や事務職、接客業は極端に冷え込んでいます。

この流れは加速する見込みです。コロナが落ち着いたとしても、求められる仕事は変わりません。
そうなると顔採用で就くような仕事は需要が低くなるでしょう。

これからの企業は顔採用をすべきか!?

顔採用は少しだけ

採用全体の1割以下でオススメします。

しかし、その際も顔だけで採用せずに以下の能力を大事にすべきです。
・専門性があるか(経理などが出来るか)
・既にインフルエンサーなどで活動しており、対ユーザービジネスに長けた知見があるか
・海外志望か
これらのいずれかを持っていれば採用する価値はあります。
※海外だと30代まで若手扱いなのでまだ活躍ができます。

営業目的や事務目的で顔採用するのはあまりオススメできません。価値が薄れている中で企業として活かしきれないでしょう。それは双方にとってよくありません。

まとめ

顔採用で得している人へのヘイトではないのであしからず!
シンプルに考察しただけです。

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