【大量採用?】LINE株式会社ってどうなん?ネームバリューに惹かれて入るべきなのか

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言わずも知れたLINEを運営するのはLINE株式会社です。若年層に限ればほぼ全員が入れているアプリであり、スマホが誕生してからはキャリアメールに変わって市民権を得ているサービスと言えます。そんなLINEですが、VOOMを始めてサービスの横展開が凄まじく、日々成長を続ける企業です。一方でLINE株式会社は中途採用も活発であり、「え?お前がLINE行ったの?」的な話もしばしば聞きます。もしこれが大量採用であれば、入社した後に大変なことになると思われますし、単に成長故にリソースが不足しているだけです。本日は思ったほど入社難易度が高くない可能性があるかもしれないLINE株式会社のことについて詳しく解説していきたいと思います。

目次

会社情報

会社名:LINE株式会社
設立:2019年12月13日(2000年よりハンゲームジャパンとして運営開始)
所在地:四谷オフィス/〒160-0004 東京都新宿区四谷一丁目6番1号 四谷タワー23階
事業内容:LINE、LINE CLOVA、LINE for businessなど
従業員数: 2,900名(単体)
株主:Zホールディングスが100%保有

LINE株式会社といえば、韓国の会社?何か子会社にならなかった?みたいな話があるかと思いますが、
・Zホールディングスが100%の株式保有
・韓国発の会社が日本に進出した企業だったが、現在はその色が薄まっているように見せている
といったようになっています。
よくある話で「LINEは韓国の企業」みたいな話がありましたが、現在はそのように見えないように調整しているように思えました。というのも、
LINE株式会社の100%株主 ⇨ Zホールディングス株式会社
Zホールディングスの主要株主(60%程) ⇨ Aホールディングス株式会社
Aホールディングス株式会社の主要株主(40%程) ⇨ NAVER Corporation
といったように源流とたどると結局韓国の企業にたどり着きます。 そのため、LINEが韓国の企業というのは形式上はそうではありませんが、お金の流れ的には今も尚韓国に流れているという見方が出来るように思えました(それが良いか悪いかの話ではない)。
また、現社長は日本人ですが、主要役員の多くに韓国人を抱えています。

また色々調べていて感じた点としては
・株主構成や分社化など会社の立て付け調整が多い
・やはりLINEというサービスが強い
・LINEと言いつつも、別事業は別会社に分けている
といったことがあります。一般的な大企業と比較して、上流での調整ごとが多いのかなと思いました。就職転職で気にする際は
・あなたの思うLINE株式会社はその会社であっているか
⇨LINE○○という会社はいくつもある
・あなたの意図とは関係なく良くも悪くも変化が多い
・親会社を辿れば超大企業なので、企業としての安定感は抜群
・しかしながら、言っても子会社なので自由度が低くなる傾向にある
というのは意識しておいても良いかもしれません。

年収

LINE株式会社のような旬なIT企業は年収が高いイメージがあります。しかしながら、「入ってみたらそうでもなかった」なんて話はLINE株式会社に限らずよく聞く話です。だからこそ、年収情報は事前にチェックしておいたほうが良いですね。

2019年の有価証券報告書
770万円
(出典:有価証券報告書

2018年の有価証券報告書

716万円
(出典:有価証券報告書

これらは有価証券報告書から引っ張ってきた年収であり、オフィシャル資料です。しかしながら、役職年齢問わずの平均になっているため、20代や30代で入社していくる方にとっては少し現実離れした数値かもしれません。ただ、いずれにせよ年収は高いように思えます。

もう1つは口コミサイトです。私はこちらの方がリアルだと思っているため、こちらを参考にしたほうが良いかもしれません。
・開発組の年収は結構良いが、他職種はそこまでではない
・転職時の年収が大事(上がりづらい)
・新卒は34万円スタート
・多くの社員は600〜700万で頭打ち
・インセンティブがある
といった内容が特徴的かと思いました。口コミサイトなので、多少自分の年収を高く書いたり、バイアスのかかかった話もあるため、全てを鵜呑みにはできませんが、ある程度の参考にはなるかと思います。

個人的には他の会社に比べれば充分もらっていると感じました。特にエンジニア優遇に感じまして、エンジニアの方にとってはいい環境だと思われます。他の職種であっても、決して給与が低いわけではなく、満足いく人の多い年収だと感じます。

福利厚生が充実

年収を調べるに当たって、福利厚生の良さを上げている人が多かったです。
・マッサージ制度
・役職に応じてLINE Payで数万円の支給がある
・エンジニアに対する優遇
・海外を含むカンファレンスへの参加
・ランチ制度(朝ごはん無料、昼も安い)
・LINE Mobile制度
といったようにLINEが提供しているサービス経由での福利厚生が多いように感じました。また、エンジニアであれば必要スペックに応じたマシンの用意やトレンド等を学ぶための実質旅行のような海外カンファレンスへの参加などもあるようです。

社内の雰囲気

いくら給与がよくても社内の環境が最悪だったり、落とし合うような環境だったら長くは続きません。社内の環境は就職する前の情報として非常に重要です。なので、こちらの情報も色々なところから集めていきました。
・合併の過去もあり部門ごとに雰囲気が異なる
・リモートワークの浸透とチャットコミュニケーション
・良くも悪くも無関心
・穏やかな人が多い
・やってみよう文化がある
・自由度高め
・やる気のある方が多い

といったワードが多いように感じました。やはりIT企業だけあって営業職の強いゴリゴリした雰囲気等はあまり見受けられず、どちらかと言えばスマートな印象を受けました。また、これはよくある話ですが受動的だといつまで経っても良くならず、自分の責任範囲に対しては能動的に動いていく必要があります。ただ、良い人優秀な人が多いので変な疲れはそこまでないようです。部門等をまたぐと少し大変のようですが、これもよくある話なのでそこまでの話かなという印象です。

ワークライフバランス

仕事をする上で大事なことはワークライフバランスです。仕事は短距離走ではなく長距離走であるため、長く走るためには休める環境も重要です。そのあたりも調べてきました。
・有給は自由に取れる
・フレックスタイムが使える
・個人の裁量が大きいので、効率の良い人なら自由
・リモートワークの浸透
・残業は良しとされていない
といったワードが多かったです。最も多かったのは自由さであり、結果さえ出せれば休もうが何してようがある程度寛容な感じに見受けられました。逆に言えば、要領の悪い人やオンオフの切り替えが下手な人にとっては大変なのかもしれません。

入社難易度

そんなLINE株式会社ですが、入社難易度はどうなのでしょうか。冒頭では大量採用?と記載しましたが、実際のところを調べてまいりました。
結論から申し上げると入社難易度は高いという印象を受けました。
2,900名程からなる企業であるため、社員は多いです。そのため入社できる枠はそれなりにあるように思えますが、そこの枠に入りたがる人はさらに多いです。

LINE株式会社だけではないですが、契約社員で採用するケースも多くあるため、「LINEに受かったわ」という話は
・(契約社員で)LINEに受かった
・LINE○○株式会社という別事業を扱うLINEの会社に入った
といったようなケースがあるように思えます。「トヨタで働いている(謎の下請け工場)」みたいな話であり、ネームバリューのある企業に受かると自慢したくなるものです。それ故に言いたくないことは濁している可能性もあるため、周りで「LINE受かった」という話を聞いて「LINEは入りやすい」と思うのは危ないかもしれません。

まとめ

LINE株式会社はその知名度に恥じない良い企業であると感じました。良いプロダクトは良いタイミングでリリースしたことで上手く知名度を広げていった過去はありつつも、それを今も尚高い位置で維持し続けているのは、中にいる社員のおかげです。その社員がLINE株式会社で働こうと思っているのも、良い制度、給与、環境があるからこそと言えますね。

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