【海外駐在員向け】海外でオススメの人材紹介会社はどこ?海外での採用活動はかなり重要です。

海外就職・転職系

海外駐在員の多くは「元営業マン」「経理」など人事専門でない方が殆どです。
なので採用の仕方なんて感覚ですし、いまいち採用の重要性も理解しきれません。
今いるメンバーで上手くやれば良いんじゃないかな?って思いがちです。

私も海外ではIT職兼人事だったのでよく分かります。
特段困っているわけではないけど、採用をしないわけではない。そんな気持ちでいると、人材紹介会社がめちゃめちゃテレアポしてくるじゃん…
会ってみると半ばゴリ押しだし、もうよく分からねぇよ…と。

私のような方多いんじゃないでしょうか。
だからこそ、オススメの人材紹介会社についてお話しようと思います。

私は一通りの人材紹介会社と会いました。
そして、何名かは友人となり内部のことも伺いました。
なので、赤信号の人材紹介会社もわかりますし、その逆も分かります。

採用に携わる前までは軽視していました。
しかし、実際にやってみて成果を出すとその重要性が理解できます。
とても重要なタスクなのでぜひ参考にしてもらえればと思います。




目次

結論から

JAC Recruitment(ジェーエーシーリクルートメント)

1択です。これ以外ないですね。
色々な人材紹介会社がありますが、群を抜いています。
私の海外駐在員コミュニティでもJACリクルートメント一択だったので間違いないと思います。

日本ではハイレベル人材を扱う会社として有名であり、海外だとその知見が上手く機能しています。

なぜなら、海外の採用は質重視だからです。
高い質を持つ人材を見つけることに長けたJACリクルートメントが最も得意としている領域です。

海外で成果を出すためには
業種によりますが、基本的な考えとして
10人の凡人よりも1人の非凡な人材です。

10人分の価値を創出することは勿論、組織力が違います。
高い意識と能力を持った集団、リーダーがいると組織は活性化します。
それは成果に直結します。

逆に10人の凡人がいる組織はダラけます。
そしてそれを伝染させてしまいます。
優秀な人材が入ってきても、追い出す空気やダラける空気を出してしまいます。
これでは、会社は成長していきません。

大事なことなので2度申し上げますが、
海外は量ではなく質で採用しなければなりません。
6,7万の社員を2人雇うのではなく、15万の社員を1人雇うことが大事です。

そんな採用を手助けしてくれるのがJACリクルートメントです。
知見もさることながら、要望にもしっかりと応えてくれます。
適当に10人の求職者を紹介せずに、しっかりと2,3人の候補者を紹介してくれます。
人材採用のフェーズでどこを切り取ってもJACリクルートメントは優れていました。

そもそも人材紹介会社って何?

おさらいです。
海外駐在員の方は駐在時に初めて人材紹介会社と接点を持つこともあると思います。

「人材紹介会社とはなんぞや」と思った際、簡単に予習出来るように書き留めておきます。

①人材紹介会社から「1度お話しを!!」とテレアポがきます。
※海外駐在員をしていると1度は電話がくると思います。
②合意をすると、決めた日時にMTGをします。
③その後、採用活動をしてみる場合は転職エージェント(営業)に要件を伝えます。
④数日後に「○○と□□はどうですか」とメールで候補者の履歴書が送られてきます。
⑤あなたは「○○さんと面接したい」みたいな感じで面接したい人を決めて人材紹介に伝えます。
⑥人材紹介会社とあなたで面接日を決めて求職者は当日あなたのオフィスに向かいます。
⑦あなたは求職者と面接します。
⑧あなたは次回面接をするか否かを決めます。
⑨晴れて合格した場合、その旨を人材紹介会社に伝えます。
⑩人材紹介会社とあなたで入社日を決めて求職者は当日出社します。
⑪あなたは出社したことを確認したところで人材紹介に成功報酬を支払います。

これが一連の流れです。勿論、面接したい人がいない場合は面接する必要はありません。

また、採用しない限りは無料のサービスです。なので採用しない限りは何度でも面談出来ます。

注意点としては
・直接雇用
・入社後、○○ヶ月以内に辞めた場合でも全額返金ではない
・人材紹介会社は全体的に急かしてくる
ということです。

派遣ではないので雇用主はあなたの会社になります。
求職者が入社した後は人材紹介会社は面倒をみてくれません。

また必ずしも入社した後に辞めないことはありません。
すぐに辞める場合もあります。
そんな時は新しい方を紹介する対応もありますが「もういらない!」と思うこともあります。
そんな時でも全額返金はありません。そして多くは6ヶ月を過ぎると返金率0%になります。

この一連ですが、人材紹介会社はとにかく急かしてきます。
転職エージェントに理由を聞いたところ
「人の採用数が売上なので、とにかく数を増やさないといけないです。1採用を短期間に終わらすために急かしてます」
要するに人材紹介会社の都合です。殆どの人材紹介会社はこれに近しいことを言っていました。
勢いに飲まれず自分のペースで採用してきましょう。

疑問① ローカルの人事で対応すれば良くない?

正直言って、人の採用は一苦労です。
ローカルに人事がいるので任せたくなります。
大手企業になればなるほど、従業員数も多いので見てられないでしょう。
そんな時は信頼できるローカル人事にまかせてOKだと思います。

日本人経営の人材紹介はお値段もそれなりにするのでローカルがローカルの人材紹介を使ったほうがお得です。
ローカル人事がその辺り、上手く使い慣れているのであればそれで問題ありません。

ただ、そうではなく
・正社員の従業員数50名以下(製造業のワーカーは除く)
・ローカル人事が怪しい
場合は日本人であるあなたが採用に入るべきでしょう。
まだまだ、縁故採用もあります。
人事によってはあえて優秀な人材を見逃す可能性もあります。

疑問② 海外版のマイナビとかリクナビ的なやつはないの?

あります。

国によりますが、無料で掲載出来たりします。

ただ、日本人とは民度が違うので皆が皆、めちゃくちゃに使います。
なので質が低いです。

1つの求人を掲載すると、何百件も応募がきます。
しかし、実際に要件を満たしているのは数人です。
求職者は何も見ずに応募しているということです。

この仕分けは一苦労どころじゃありません。
使い慣れている人事がいれば問題ありません。
しかし、そうそういないのでオススメはできません。

なぜ人材紹介会社選びが重要なのか

そもそも人材紹介選びの重要性を感じない限り、続きの話をしても意味がありません。
なので、重要性が分かるようにお話しします。

人材紹介を通じて、外国人を雇用するわけですが
採用する外国人によっては、会社の命運を揺るがしかねません。

日本人の採用と違い外国人の採用はかなりムラがあります。

予想に対して大きくブレのない活躍をするのが日本人ですが
予想に対して大きく下振れの成果を出すのが外国人です。
低く見積もって履歴書を作るのが日本人
虚実を書くのが外国人

要するに、実力以下の人材がかなり紛れ込んでいます。

「ダメだったらクビにすれば良い」
という話でもなく、労務の問題で簡単にクビにできなかったりします。
場合によっては、多額のお金を払って辞めてもらうなんてケースもあります。

仮に月給15万円クラスの人材でそれが起きたらどうでしょう。

かなりの面倒ことになります。
だからこそ、良い人材紹介会社と付き合うべきなのですが…

海外の人材紹介会社は日系であろうと質の悪い会社があります。
参入障壁が低い
ランニングコストが安い

これらが特徴です。
なので、変な会社が乱立するが、潰れることなく残っている。
という状況になります。
よって、日本人が現地で作った人材紹介会社も多くあります。

しかし、日本から進出してきていれば安心かといえばそうではありません。
無理な運営方針を取っている企業も多くあります。

人材紹介一覧

・RGF(リクルート)・・・日本で業界No.1

・PERSOL・・・日本で業界No.2

・PASONA・・・日本で業界No.3

・アウトソーシング(海外だとOSから始まる社名)

・ネオキャリア(海外だとリーラコーエン)

・JAC Recruitment

・クイック

・GAコンサルタンツ

・Adecco

・マンパワーグループ

・他、現地で日本人が立てた人材紹介会社

大手を始め、海外に複数拠点を持つ会社はこのような感じでしょうか。駐在員の方なら1度は電話がかかってきた会社もあると思います。

各社の特徴

沢山の会社があるわけですが特徴のある企業はほんの僅かで、後は有象無象です。特徴のある会社について説明しようと思います。

RGF(リクルート系列)

言わずもがなの大手企業。とりあえずという意味では安定感抜群。特に日本人の現地採用が欲しい場合は人材プールが大きいため幅広い対応をしてもらえる。ただ、紹介コストが他社より高い
複数社で人材紹介を検討する場合の1つとして入れるべき企業

 

 

JAC Recruitment

紹介の質が高い。とにかく求職者を沢山おくってきたり、急かしたりしてきません。
また、各業界への知見があるので、こちらの意図を汲み取ってくれます。

海外で使うべき人材紹介会社No.1と言えます。

 

リーラコーエン

とにかくスピード重視です。スピードだけならどこにも負けないと思います。恐らく、各人材紹介会社の中で最も動く人材紹介会社だと言えます。営業電話は間違いなく1番でした。
とにかく、人が欲しい時には欠かせないかもしれません。

 

他の人材紹介

「製造業に強みあり」「ITに自信」「現地に根付いている」「現地で○○年」「グローバルネットワークによる紹介」など謳っていますがそれを感じたことは1度もありませんでした。基本的に依頼する理由が見当たりません

JAC Recruitmentの素晴らしさ

先程、少しだけJAC Recruitmentの話を書きましたが
外国人の採用とJAC Recruitmentのマッチ率は高いです。

海外拠点の基本は少数精鋭です。
100人の組織よりも30人の精鋭の方がよっぽど成果を出します。
コアメンバーには高い給与を払っても獲得しておくことが後々の命運を握ります。

そこに対して良い仕事をしてくださるのがJAC Recruitmentです。

・日本人は各業界に精通している。
・ローカルメンバーは日本人ハーフなどを登用して高い組織力を維持している。
▶高度人材の紹介に長けている。

・定期的に紹介をしてくれる
・ゴリ押しで採用させようとしない
・しつこい電話をしてこない
▶付きあいやすい関係を作って下さる

社会人なら当たり前と思うこれらのことも海外だとそうではありません。しかし、JAC Recruitmentは当たり前のことをしっかりとそれ以上で対応してくださります。

 

何社依頼すればいいの?

2社で良いと思います。

JAC Recruitmenr + 好みの人材紹介会社

という感じですね。

別の人材紹介会社にも優れた人はいます。
また、自分に合う人もいます。
そういった1社を加えて2社で良いと思います。

質の高い採用をするために必要なポイント

優れた人材紹介会社でも依頼する我々が適当では良い関係は築けません。
結果的にダメな採用になってしまいます。

優れた人材紹介会社のパフォーマンスをしっかり引き出すのも我々駐在員の仕事と言えます。
以下は実際にやってみて感じたことです。

「採用するか分からないけど良い人材がいたら」という依頼はしない
人材紹介会社で働く友人に聞きましたが、このケースは殆どの会社が採用しないようです。
そして、実際に本腰を入れて採用しようと動いた時も
「どうせ採用しないんでしょ」と思ってしまい、無意識に手を抜いてしまうようです。

「可能な限り事前面談をしてもらう」
海外だと面談せずに合意だけ取ったら紹介するケースが結構あるようです。当然、質は落ちます。
しっかりと事前面談をしてもらうようにしましょう。

「基本女性を採る」
私がハーレム天国をつくりたいわけではないです。少なくとも私が滞在した国は女性が優秀で男性は怠惰でした。勿論、傾向的な話ですが高確率で女性の方が組織に上手く馴染み、成果をあげます。

「上位4校から」
日本以上に学歴は気にしたほうが良いです。高学歴なので覚えが良いのは当然ですが、「真面目」とも言えます。これはかなり重要な指標です。
しかし、定量的に図れません。なので高学歴を取ることでリスクヘッジをします。

ただ、採用において性別や年齢を指定することは基本的にNGです。実際にはどこもやっていますが、大っぴらに言わないようにしましょう。

 

まとめ

JAC Recruitmentは良いよ

って話でした。組織作りは駐在員の役目とも言えます。
次の駐在員に託せるものの1つに組織があります。良い組織を作って渡していきたいですよね。

せっかく駐在員として海外で働いているのであれば普段出来ない組織作りにも本気を出して成果を出しちゃって下さい。

 

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