昨今、ギスギスした世の中になった故に「幸福度が重要だよね」と言われるようになってきました。
特に的になりやすいインフルエンサーはそういった論調を繰り広げることが多いです。
年収の多い人たちが幸福度を語る場合「幸福は年収では買えない」と思いますが、実際どうでしょうか。私も「年収=幸福度」だとは思いません。しかしながら、お金があることで選択できる幸福の数は多いと思っています。
幸福度は資産に関係ないと考えがちですが、幸福度を求めるにしても年収を上げることの大事さをお話しようと思います。
目次
幸福度の定義
一人ひとりの幸福を所得などの経済的要素に限ることなく、家族や社会との関わり合いなどの要素も含めて評価する考え方のこと。幸せの度合いを「見える化」する指標を、幸福度指標という。
参照元:緑のgoo
何となくイメージ通りですね。他社との関わりに幸福度が関係するというのも感覚的に捉えることが出来ます。また、「経済的要素に限ることなく」という文面からも経済的な要素も含めていると分かります。年収が幸福度に関係するというのも定義上間違っていないようですね。
ただ、どうしても年収は幸福度に関連しないという考えのかたはいらっしゃると思います。
先にそういった方々のご意見を理解するための情報を集めたいと思います。
幸福度ランキング
みんな大好きランキングです。幸福度ランキングも実在します。
「幸福度は年収に依存しない」という論調を持たれている方は恐らくこういったデータが根拠となっているのではないでしょうか。
都道府県別幸福度ランキング
参照元:地域ブランドNEWS
もし、年収と幸福度が完全に比例関係にあるとしたらこの図は間違っています。ただ、この図が正しいとすれば、年収と幸福度は依存しあっていません。
年収順で言えば東京1位、沖縄47位
になっていなければなりません。しかし、実際は「東京25位、沖縄2位」です。
また、他の経済的優位性のある都道府県を見てもランキング下位ばかりです。年収の高い人が多いであろう場所にいる人が必ずしも幸福度が高いとはなっていませんね。
世界幸福度ランキング
- フィンランド
- デンマーク
- スイス
- アイスランド
- ノルウェー
- オランダ
- スウェーデン
- ニュージランド
- オーストリア
- ルクセンブルク
- カナダ
・・・
62. 日本
参照元:https://worldhappiness.report/
北欧中心ですね。日本は上位30%の位置です。
このランキングだけ見ると年収が幸福度に依存しているとも言えます。北欧の国々は年収高めです。
逆にランキング下位はアフリカ諸国ばかりでした。言わずもがなで年収は低いです。
ただ、これを集計して思ったのですが海外との幸福度を比較するってランキングで表すことが出来ても実際の乖離がありそうだと。
幸福度というモノ自体が主観で決まるものです。同じ国に住んでいても価値観が違うのに海外と比較するとなれば価値観なんて全然違います。そんなバラバラな状態で幸せですか?と聞けば答えがバラバラになるのは明白です。
なので世界幸福度ランキングは参考としては使いたいと思いますが、何かを決める上での要素にはなりえないです。認識に留める程度ですね。
そもそも幸福度ってどう測っているの?
ランキングで発表しましたが、一貫性がなく参考にしづらいものでした。そもそも主観だし、あてにならないというのが本音です。
ただ、測り方は気になりました。どのように指数を決めているのか。
都道府県のほうは幸せかを聞いているだけでほぼ無意味だったので世界の方を参考にします。
(1) 主観的ウェルビーイング:想像できる最高の生活(life)を10点,最低の生活を0点とした時,あなたの現在の生活を点数化すると何点か?
(2) ポジティブな感情
(3) ネガティブな感情
(1)は完全に個人の感覚で決められるものでした。そして(2)(3)は事実からそれを感覚的に点数化するものです。
まぁ要するに世界の指標であれ、幸福度を決めるのに主観は避けられないということです。
極端なことを言えば東京都から鬱な人100人を集めて集計すれば最下位になりますし、東京都から金持ちで毎日笑っている人を100人集めれば恐らく1位です。
個人のメンタルコントロール次第ということになります。では、個人のメンタルコントロールというのがどういった要素で揺さぶられるのか考えていきましょう。
幸福度を上げる要素
幸福度自体が全て主観で決められているので幸福度を決める要素も「コレ!」と決まったものはないでしょう。
しかし、ある程度絞ることは出来ます。同じ日本人であれば何となく感覚的にも分かるものだと思います。
いかがでしょうか。他にもあると思いますが、ここに上げた内容もあっていると思います。
幸福度は価値観に依存するので決まったことはありませんが、多くの方は該当する内容かと思います。
そして、これらを書き出していて思いました。
他者との関係性 × モノ・コト
この掛け算で出来上がっていると。そして前者の他者と関係性がかなり重要であると。今までのデータから比較的人間関係が蜜になるような地域の方が幸福度が高い傾向にあります。「田舎のヤンキーは幸せそう」というのもあながち間違いではありません。
では、年収によって得られるモノ・コトはどうでもいいのかと。
それは違います。確かに前者にある他者の存在が第一優先でありますが、後者のモノ・コトにより結果が出ます。年収が低いとやれることが限られます。変わらない毎日に幸せを感じるのも一興ですが、選択肢は多いことにこしたことはありません。むしろそういった多くの選択肢を取ることでいつもの日常がより充実します。
年収が幸福度を高める
今までの話より年収が幸福度を増幅させる要因になっていると話が繋がりました。
・好きなタイミングで好きな物を食べる、行きたいところに行く、新しい体験をする…
これらは年収が高くないと難しいことばかりです。
ただ、再三申し上げますが他者の存在が超重要です。年収が高い人は東京に集まる傾向にありますが
孤独なかた…多いですよね。
孤独なせいで高い幸福度を掴むチャンスはありつつも、低い幸福度になっています。
なので年収が幸福度に依存しないと思いがちですが、別に要因があることをご認識下さい。
まとめ
彼氏彼女は超重要!
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